F1は、土曜日にオーストリアで自動車メーカーのCEOが集まって次世代F1エンジンについての会議を開催。「非常に前向きな議論」が行われたと述べた。2025年に導入される新しいF1エンジンレギュレーションの方向性は、昨日のF1エンジンメーカーのみならず、潜在的にF1参入に関心を持っているメーカーが参加した会議の最前線にある。
フェラーリのジョン・エルカーン会長、ルノーのルカ・デメオ会長、メルセデスのオラ・ケレニウス会長という既存メーカーの代表者に加え、アウディのマルクス・デュエスマン会長とポルシェのオリバー・ブルーメCEOが代表を務めるフォルクスワーゲン・グループが会議に加わった。F1のステファノド・メニカリとロスブラウン、そしてFIAのジャントッド会長も会議に出席した。「F1パワーユニットの次のフェーズに関して、現在および将来のすべての新しいパワーユニットサプライヤーと非常に前向きな議論が今日行われた」とF1は声明で述べた。「議論は今後数週間続き、それらの議論に続いてさらなるニュースが発表されるだろう」F1は、2014年以来使用されている現在の1.6リッターV6ハイブリッドパワーユニットに代わる持続可能な燃料を動力源とする次世代エンジンに熱心だ。ホンダのF1撤退後、2022年からホンダのF1エンジンプロジェクトを引き継ぐために独自のパワーユニット部門を創設しているレッドブルは、F1エンジンの次の時代に「クリーンシート」アプローチを採用するよう求めている。「このエンジンは、導入されてから10年間使用される」とレッドブルのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは述べた。「私はむしろ時間をかけて、コスト、パフォーマンスの基準に適合し、緊密なレースを奨励する、刺激的で異なった関連性のあるものを考え出すことを望んでいる」「もちろん、サウンドやエモーションを軽視してはならない。私にとってこれらは焦点を当てるべき基準だ」「現在、非常に高価なエンジンを引き継いで、安くしようとするのは非常に残念だ。ファーストクラスで飛んでエコノミーチケットの代金を支払うことはできない」「特に2026年の場合は、持続可能な、環境にやさしい、バイオ燃料を使用する、エンジンをもう少し白紙の状態で考え出す機会がある。我々が現在持っているものを単に引き継ぐのではなく、コストを明確に制御できる標準化の要素を備えたものになるかもしれない」
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