F1イタリアGPから実施された“予選モード”の禁止が、メルセデスの予選での優位性を変えることはなかったが、決勝でのオーバーテイクに影響を与えることになったかもしれない。一部の人々は、レッドブルがメルセデスを封じるために働きかけた“予選モード”の禁止が見事に裏目に出たことをあざ笑ってさえいる。
予選モードが禁止になってまだ1戦だが、少なくとも先週の日曜日のモンツァの表彰台にメルセデスの姿はなかった。Sky Italia の記者カルロ・ヴァンジーニは「メルセデスによる近年の優位性のあらゆる功績は認められるべきだ」とコメント。「しかし、凍結されたエンジンマップによって、我々はバルテリ・ボッタスが“魔法のボタン”なしでは何もできないことを目にした。彼はオーバーテイクすることができなかった」また、カルロ・ヴァンジーニは、ペナルティを消化した後のルイス・ハミルトンの反撃が以前よりも圧倒的ではなかった点も指摘する。「何かが変わったようだ」とカルロ・ヴァンジーニは推測する。F1イタリアGPのレース後、ルイス・ハミルトンは「新しいルールはレースにとって良くない。エンジンやオーバーテイクブーストを管理できた以前の方が楽しかった」とコメント。バルテリ・ボッタスも「禁止はオーバーテイクの量に影響を与えたかもしれない。ある程度だけだけどね」
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