メルセデス、フェラーリ、レッドブル・ホンダの3強チームは、お互いの戦闘力について腹の内を探り合っている。DAS(デュアル・アクシス・ステアリング)と呼ぶ革新的なシステムを備えたメルセデスW11はバルセロナのパドックを驚かせたが、王者のアキレス腱はF1エンジンかもしれない。
エンジンカスタマーであるウィリアムズは、テスト中に繰り返されるメルセデスの2020年型エンジンの問題にフラストレーションを表明している。木曜日にはルイス・ハミルトンが油圧問題によってコース上でストップ。メルセデスのF1エンジンにより深い問題が潜んでいる可能性があることを確認したように見えた。FIA(国際自動車連盟)はオイル消費のグレーゾーンを排除するために取り締まりを強化しているが、メルセデスがそのエリアに苦労しているのではないかと疑う者もいる。「今年はリアルなチャレンジだ」とメルセデスのF1チーム代表を務めるトト・ヴォルフは Auto Motor und Sport に認める。フェラーリも2020年F1エンジンでオイル関連の問題も抱えていたが、マッティア・ビノットは「この問題はコントロール下にある」と主張している。しかし、フェラーリのカスタマーであるアルファロメオとハースはストレートに高速であるため、フェラーリがテスト中に意図的にローパワーモードで走行しているとの疑いの目もある。しかし、木曜日にタイムシートのトップに立ったセバスチャン・ベッテルは、「もう僕たちもパフォーマンスを上げている。でも、誰も見ていなかったラップでね」と語った。レッドブル・ホンダのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、「彼らは最後まで隠れているようだね」とコメント。「昨年、彼らは非常に高い期待を抱いていたので、今回はまったく逆のことをしているようだ」だが、フェラーリは実力を隠していることを否定する。「パフォーマンスを低下させているというのは事実ではない」ととマッティア・ビノットは語る。セバスチャン・ベッテルは「マシンが全体的に感触が良くなっているけど、あまりにも多くのドラッグを生成しているので、ストレートでは望んでいるほど速くはない」とコメント。「メルセデスはかなり快適な位置にいるように見えるけど、僕たちだって強力なチームだし、対応することができる」」トト・ヴォルフもそれには異論を唱えない。「レッドブルは燃料面で仕掛けてはいないので、彼らの方が分析は簡単だ」「我々は彼らがフェラーリより少し強いかもしれないと考えているが、メルボルンで見てみよう」メルセデスのルイス・ハミルトンのチームメイトであるバルテリ・ボッタスは、2020年の勢力図を読むのは非常に難しいことに同意する。「自分たちが何を隠し持っているかをわかっているのは、チーム自身だけだ」とバルテリ・ボッタスはコメント。「F1は奇妙なゲームになる可能性があるし、テストでの人々のコメントをあまり真剣に受けるべきではない」最後に、今年の冬はあまり目立っていないマックス・フェルスタッペンは、レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコ博士からスピンを止めるように釘をさされた。「もう5回で十分だと彼に伝えたよ」とヘルムート・マルコは Motorsport-Magazin.com に語った。
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