2012年から導入が議論されている新型F1エンジンの詳細が明らかになってきた。先週、FIAのジャン・トッド会長は、既存のエンジンメーカーと自動車メーカーを集めて次世代のF1エンジンについて議論。2021年には、よりシンプルかつ安価で、サウンドを考慮したパワーユニットの導入する方向で進めていくと宣言した。
新たにF1スポーティングディレクターに就任したロス・ブラウンは「F1のためのサスティナブルなマシンコンセプトについて考える前に、エンジンをはっきりさせなければならない」とコメント。「それ以外のすべてはそこに依存する」Auto Motor und Sport は、2021年のエンジンコンセプトの有力候補が1200馬力を発生させるV6ターボエンジンだと報道。現在の“MGU-H”テクノロジーはなくなると伝えた。記事によると、エンジンのハイブリッド要素はKERSに単純化され、バッテリーとターボチャージャーは標準化される可能性があるという。元F1ドライバーのマルク・スレールは「我々には2つの問題がある」とコメント。「1つは、FIAはハイブリッドエンジンの廃止を望んでいないことだ。だが、シングルターボはサウンドを取り除く」「現時点のF1の最大の問題はサウンドだ。これは1つの大きなターボでは解決できない。2つのターボが必要だ」
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