F1 第18戦 アメリカGP終了時点での各F1ドライバーのパワーユニット使用状況を振り返る。F1マレーシアGPでのルイス・ハミルトン(メルセデス)のエンジンブローを受け、メルセデスカスタマーはF1日本GPで新たなパワーユニットの導入を見送っていたが、F1アメリカGPではニコ・ロズベルグを含め、メルセデス勢の多くが新しいパワーユニットの封を切った。
ニコ・ロズベルグ、フェリペ・マッサとバルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)、セルジオ・ペレスとニコ・ヒュウケンベルグ(フォース・インディ)、パスカル・ウェーレイン(マノー)が、内燃機関とターボチャージャー、MGU-H、MGU-Kを新しいものに交換。また、レッドブルのダニエル・リカルドとマックス・フェルスタッペンは、上記の4コンポーネントに加え、バッテリーも交換した。セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)は、MGU-K、バッテリー、コントロールエレクトロニクスを5基目に交換。ザウバーは、マーカス・エリクソンがMGU-K、フェリペ・ナッセがエネルギーストアを4基目にしている。チームの初ホームグランプリに挑んだハースは、ロマン・グロージャンのMGU-K、バッテリー、コントロールエレクトロニクスを5基目に交換した。F1レギュレーションでは、各ドライバーあたり5基のペナルティを使用することができる。そして、パワーユニットを構成する6つのコンポーネントのどれかひとつが6基目に達した時点で10グリッド降格ペナルティが課せられ、2つ目以降のコンポーネントは5グリッド降格となる。チームドライバーICETCMGU-HMGU-KESCEメルセデスルイス・ハミルトン688655ニコ・ロズベルグ555544フェラーリセバスチャン・ベッテル666555キミ・ライコネン555555ウィリアムズフェリペ・マッサ444433バルテリ・ボッタス444433レッドブルダニエル・リカルド555545マックス・フェルスタッペン555545フォース・インディアニコ・ヒュルケンベルグ444433セルジオ・ペレス444433ルノーケビン・マグヌッセン555545ジョリオン・パーマー555535トロ・ロッソダニール・クビアト544444カルロス・サインツ554455ザウバーマーカス・エリクソン564444フェリペ・ナッセ555444マクラーレン・ホンダフェルナンド・アロンソ899777ジェンソン・バトン666666マノーパスカル・ウェーレイン444433エステバン・オコン444433ハースロマン・グロージャン454555エステバン・グティエレス454444ICE … 内燃機関(エンジン)TC … ターボチャージャーMGU-H … 運動エネルギー回生システムMGU-K … 熱エネルギー回生システムES … エネルギー貯蔵装置(バッテリー)CE … コントロールエレクトロニクス
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