F1 第16戦 シンガポールGP終了時点での各F1ドライバーのパワーユニット使用状況を振り返る。F1レギュレーションでは、各ドライバーあたり5基のペナルティを使用することができる。そして、パワーユニットを構成する6つのコンポーネントのどれかひとつが6基目に達した時点で10グリッド降格ペナルティが課せられ、2つ目以降のコンポーネントは5グリッド降格となる。
F1マレーシアGPでは、マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソが45グリッド降格のペナルティと引き換えに合計7つのエンジンコンポーネントを交換した。 今シーズン、すでに規定数を超えるパワーユニットを使用しているフェルナンド・アロンソは、セパンでアップグレードされたホンダ製エンジンを投入し、初日に内燃機関、ターボチャージャー、MGU-H、エナジーストア、コントロールエレクトロニクスを新調。2日目にもターボチャージャーとMGU-Hに関しては9基目の封を切った。また、ジョリオン・パーマー(ルノー)とエステバン・オコン(マノー)が、内燃機関、ターボチャージャー、MGU-H、MGU-Kを交換し、カルロス・サインツ(トロ・ロッソ)が内燃機関、ターボチャージャー、バッテリー、フェリペ・ナッセ(ザウバー)はターボチャージャーとMGU-Hを交換した。また、ニコ・ロズベルグ(メルセデス)はバッテリーとコントロールエレクトロニクスを4基目にし、バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)は同2コンポーネントを3基目にしている。 決勝レースでは、ルイス・ハミルトンのエンジンが故障。第13戦ベルギーGPで大量のグリッド降格ペナルティを受けて3基のエンジンをストックしたものの、ラスト5戦でのエンジンは2基となった。チームドライバーICETCMGU-HMGU-KESCEメルセデスルイス・ハミルトン688644ニコ・ロズベルグ444444フェラーリセバスチャン・ベッテル666444キミ・ライコネン455544ウィリアムズフェリペ・マッサ333333バルテリ・ボッタス333333レッドブルダニエル・リカルド444433マックス・フェルスタッペン444435フォース・インディアニコ・ヒュルケンベルグ333333セルジオ・ペレス333333ルノーケビン・マグヌッセン444434ジョリオン・パーマー555534トロ・ロッソダニール・クビアト444334カルロス・サインツ554344ザウバーマーカス・エリクソン564334フェリペ・ナッセ555334マクラーレン・ホンダフェルナンド・アロンソ899777ジェンソン・バトン555555マノーパスカル・ウェーレイン333335エステバン・オコン444433ハースロマン・グロージャン454433エステバン・グティエレス454333ICE … 内燃機関(エンジン)TC … ターボチャージャーMGU-H … 運動エネルギー回生システムMGU-K … 熱エネルギー回生システムES … エネルギー貯蔵装置(バッテリー)CE … コントロールエレクトロニクス
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