FIAが、F1ヨーロッパGPのフリー走行で特定の縁石やピットレーンに懸念が生じたことを受け、バクー・シティ・サーキットに小規模な変更を加えることを決定した。グランプリ初日となった17日(金)、ターン6とターン12の出口に設置された縁石からボルトが飛び出しており、フリー走行1回目を終えた各マシンの左リアタイヤの90%が損傷していたことが発覚した。
このため、予定されていたGP2の予選が遅延になった。フリー走行2回目でも、映像では縁石の端がまだルーズになっていることがわかり、ドライバーにはターン6にある縁石の出口を避けるよう警告が発せられていた。 FIAは18日(土)に実施予定のフリー走行3回目に向けて、ターン6とターン12の出口に設けた縁石を撤廃してペイントのマーキングに描き変えると発表。加えて、ターン12からターン15にかけての高速区間の縁石にも同様の措置がとられる。また、F1ドライバーとの会議を終え、レースコースとの区別をはっきりさせるため、ピットレーンに向かうエントリーラインも長く変更されることが決まった。
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