エステバン・グティエレスは、今週末のデトロイトのフリー走行でインディカーデビューを果たした。デイル・コイン・レーシングは、インディ500の予選で負傷したセバスチャン・ブルデーの代役として元F1ドライバーのエステバン・グティエレスに白羽の矢を立てた。エステバン・グティエレスは、デイル・コイン・レーシングの18号車を走らせ、22番手タイムとなる1分18秒5413で初日のセッションを終えた。
「異なるクルマに慣れるにはちょっと時間がかかる。プラクティスや走行時間がほとんどない週末には特にね」とエステバン・グティエレスはコメント。「インディカーでメキシコを代表できるのは名誉なことだ。このファミリーと一緒にインディカーにいられるのは喜びだ」今のところ、デイル・コイン・レーシングとの契約は今週末のレースだけだが、エステバン・グティエレスは、セバスチャン・ブルデーが回復するまで残りのシーズンもインディカーで戦いたいと語る。「全てが本当に素早くまとまった。デイル(コイン)から初めて電話があったとき、それについて2度考えることはないと言った。本当にこのチャンスを掴みたかったし、とても感謝している。デイル・コインはスタートするには素晴らしい場所だし、彼らと一緒にいられることに感謝している」「今週末のアプローチは学ぶことだ。徐々に一歩一歩進めていくつもりだし、ミスをせず、経験を楽しみたい。スピードは自然とついてくるだろう」エステバン・グティエレスは、F1と比較して、インディカーの方がドライバーが違いを生み出せると感じている。「(インディカーの)クルマはチーム間でかなりイコールだし、ドライバーとしてより多くのことを示し、やれるチャンスがあるし、その点でより多くの影響を与えられる」「パワーステアリングがないこともF1とは大きな違いだ。クルマからのフィードバックがかなり多い。フィーリングは本当にハードだけど、タイヤ、クルマ、動き、バイブレーションなどフィードバックが得られるし、それはクルマを理解するのにかなり役立つ。考えなければならないボタンも多くないしね」エステバン・グティエレスは、F1とは異なるインディカーのファンとの近さも楽しんでいる語る。「そうだね、そのチャンスがあるし、大好きなことでもある。ファンと共有するのが大好きだ。ファンのほとんどがレースに情熱的だし、彼らや歴史から学べるときもある。インディカーのファンとの開放性はかなり異なるものにしている」