エステバン・グティエレスが、F1ロシアGPへの意気込みを語った。中国は2016年の初完走レースとなりましたね。やっとフルレースディスタンスを走ることができていかがでしたか? 特に金曜日に4周しかできないという逆境を経験した後でしたし。やっと連続ラップをたくさん走れて本当に安心したよ。クルマを楽しんでいたし、レースもとても楽しかった。あと50周くらいは続けられたくらいだ。
金曜日にプラクティスができなくて、土曜日がウェットセッションだったことで、かなりトリッキーな状況だった。基本的に僕たちは多くのラップを重ねることができていなかったし、まったく準備せずに直接予選に挑むのはかなりの挑戦だったけど、それでもしっかりしたラップができた。チームとしてかなりうまく管理できたと思う。クルマが運転しづらい時、クルマの最大限を引き出すためにどのようなことをしますか?ドライビングスタイルでクルマに影響を与えることができる。とにかく適応しなければならない。アンダーステアなクルマのときは、特定のドライビングスタイルで走るし、オーバーステアのクルマならその反対のことをする。ご存じのとおり、ステアリングホイールにいろいろなボタンがついていて、僕たちにはたくさんのツールもある。指先でフィックスできるツールがいくつかある。中国では、デグラデーション率が高かったため、タイヤマネジメントが重要だした。これから、私たちは、その反対で路面がスムーズでタイヤが長持ちする傾向にあるあるロシアに向かいます。ロシアでタイヤにやれることと比較して、ちゅごくではどのようにタイヤを管理しなければなりませんでしたか?かなり異なるね。中国では一番の制限はフロントアスクルだったし、左フロントタイヤがとてもセンシティブだった。ロシアは全体的に正反対だ。実際、リアタイヤがリミテーションだし、同時に非常にデグラデーションが低いトラックだ。なので、焦点は全くに異なるし、戦略をもう少しフレキシブルにできる。僕たちのクルマはタイヤデグラデーションがかなり合理的だと思うし、ロシアではポジティブな週末を楽しめるはずだ。全てのレースで1周目の1コーナーが波乱に富んでいるように思います。ダメージを受けないようにレースカーを労わりながらポジションを上げるためにどのようにバランスをとっていますか?クラッシュから逃れることが非常に重要だ。中国ではターン1と2で飛んでくる多くの破片とクラッシュしたクルマを避けなければならなかった。もちろん、それは理想的なことではない。前で起こっていることを避けようとしているうちに後ろからポジションを奪われてしまうからね。良いスタートを切って、スタートからターン1までにすでにポジションを上げていることも重要だと思う。常に非常に良いポジションでターン1とそれ以降の数コーナーにもっとうまく入れるようにスタートを改善させ続けたいと思っている。今年は2014年以来となるF1フルシーズンですね。2015年、あなたはフェラーリのリザーブドライバーとしてシミュレーターやレースの観察に多くの時間を過ごしました。特に今週末のソチでは、シミュレーターで学んだことをクルマでのタイムにどのように生かしますか?最も重要なことは、去年はシミュレータで自分のドライビングスタイルを実験できたことだ。それは自分が望んでいることについてかなり良い知識を得られたし、異なる状況に適応できるように異なるドライビングスタイルを発展させることもできた。シミュレーターでの全ての機会を生かしている。クルマの開発だけでなく、自分の発展にも役立つ。どんな状況にも適応するためにより幅広いドライビングスタイルの選択を与えてくれている。ソチ・オートドロームの好きなセクションとその理由は何でしょう?第1セクターが好きだ。ターン1への進入はビッグブレーキングで素晴らしいし、長いターン3は全開だ。そこからの一連の中速コーナーもかなり楽しい。ソチ・アウトドロームのラップを解説していただけますか?ターン1に到着する。非常にビッグブレーキングでかなり長いストレートだ。ターン1を抜けて、そのあとターン3に到着する。通常、とても速い高速コーナーで全開だ。ターン4は中速コーナーで、多くの横負荷があるターン3から来るので、適切なセッティングのブレーキバランスを得ることがかなり重要だ。次のターン5は90度コーナーだ。4速コーナーで縁石を使える。そのあとはオフバンクのコーナーで、エイペックスからコーナーの立ち上がりまでトラックが姿を消す。クルマにトラクションをかけるのがちょっとトリッキーだ。バックストレートまでにいくつか中速コーナーがあるけど、いくつかのコーナーがストレートの一部になっているので実際にはバックストレートではない。次のコーナーはヘアビンだ。多くの横Gがかかった状態でブレーキングをするし、多くのコーナーリングでかなりビッグブレーキングがあるので、非常に異なるブレーキバランスが要求される。ちょっとバーレーンのようだね。次のオフバンクのコーナーに準備するための多くの横Gのなかで低速コーナーを立がって、また左周りのオフバンクに繋がる。最後の2つの90度コーナーまで小さなストレートがある。トラクションが必要なので、タイヤの温度を上げることが需要だ。かなりストップ&ゴーのトラックだ。中国とは非常に異なるセットアップが要求される。ソチ・オートドロームは2014年のソチ冬季オリンピックの舞台だったので、オリンピック村のまわりを走り抜けます。オリンピックが開催される年は観戦しましたか? 夏と冬のオリンピックではどちらが好きですか? また、好きな競技はありますか?冬季オリンピックはかなり好きだ。特にスキーとボブスレーが好きだね。非常に激しい競争があったエリアや場所にいくのはとても面白い。最大限のパフォーマスを発揮しているアスリートのことを評価しているし、ソチはそれを目にすることができた会場のひとつだ。関連:2016 F1ロシアGP テレビ放送時間&タイムスケジュール
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