バーニー・エクレストンは、2016年に初のF1ワールドチャンピオンを獲得した直後に引退を表明したニコ・ロズベルグは一度F1チャンピオンとなったドライバーとしてしか記憶されないだろうと語った。ニコ・ロズベルグのF1引退に関しては批判的な見方もあるものの、その判断を尊重するという意見は多い。
もちろん、誰もがF1チャンピオンになれるわけではなく、実力はあってもチャンピオンになれないまま引退していくドライバーは数多くいる。しかし、バーニー・エクレストンは、今後、ニコ・ロズベルグが他の偉大なドライバーと同じような評価を受けることはないだろうと語る。ニコ・ロズベルグは、ルイス・ハミルトンやセバスチャン・ベッテル、フェルナンド・アロンソと並ぶF1ドライバーだと評価されるかと質問されたバーニー・エクレストン「彼はF1チャンピオンだとだけ言っておこう」と Hindustan Times にコメント。「今話に出た他のドライバーたちは、2度以上、もしくはもっと多くタイトルを獲得している。だから、私はニコについてはただF1チャンピオンとだけ呼ぶし、それ以上のものではない」だが、バーニー・エクレストンは、ニコ・ロズベルグの突然の引退はF1にとっては痛手だと考えている。「ルイスほどではないが、ニコも非常に人気のあるドライバーだ。だから、彼がいなくなるのはF1にとって良いことではないのは確かだ」ニコ・ロズベルグの後任にフェルナンド・アロンソの名前が挙げられており、バーニー・エクレストンもアロンソの移籍を期待している主旨の発言をしていた。「多くの人たちが、アロンソがメルセデスに行くのではないかと噂している。だが、私はチームがどういう判断を行うのか様子を見ていきたい。彼が優れたドライバーであることに疑う余地はない」