2025年F1オランダGPのフリー走行2回目は、荒れ模様のセッションとなった。序盤から雨雲が迫る中、赤旗が2度、VSCが1度出され、各チームは予定していたロングランをほとんど実施できなかった。トップタイムを記録したのはランド・ノリスで、1分09秒890とただ一人09秒台に突入し、初日の両セッションを制した。フェルナンド・アロンソが僅差で2番手に入り、マクラーレンとアストンマーティンが上位を分け合った。
オスカー・ピアストリは3番手に留まるもトップとの差は0.1秒未満。フェラーリ勢は改善を見せトップ10入り、角田裕毅も7位と健闘した一方で、ストロール、アルボン、ハジャーらは走行機会を大きく失った。セッション開始、雨の気配とともに全車コースインFP2開始直後から空には暗雲が立ち込め、各車は雨に備えて早めに走行を開始。アンドレア・キミ・アントネッリはFP1を失った分を取り戻すべくソフトタイヤで周回を開始し、フェルスタッペンはハードで走行。序盤から路面はドライだったが小雨がパラつく不安定な状況だった。ストロールが大クラッシュ、赤旗に開始から間もなく、ランス・ストロールがターン3でロックアップし高速でバリアに激突。幸い無事だったがマシンは大破し、赤旗が提示された。好調なアストンマーティンにとって痛恨のアクシデントで、他チームも走行時間を失った。ハジャーがマシントラブルでVSCルーキーのアイザック・ハジャーは出走が遅れたうえにマシントラブルでストップ。「パワーがない」と無線で報告し、コース上にマシンを止めることとなった。マーシャルに押し戻され、赤旗は回避されたがVSCが導入され、再び走行は寸断された。アルボンがクラッシュ、再び赤旗続いてアレクサンダー・アルボンがターン1でバリアに接触。フロントウイングを壊し、マシンは砂利に沈んで再び赤旗に。本人は無事にマシンを降りたが、ウィリアムズはFP2を大きく損なう結果となった。ハミルトン再びスピンもフェラーリ改善ルイス・ハミルトンはターン9でスピンし、2度目のフラットスポットを作ってしまった。それでも6位、シャルル・ルクレールは8位に入り、FP1での低迷からは持ち直した。混乱のピットレーン、ピアストリとラッセルが接触寸前赤旗明けのピットレーンでは、マクラーレンのピアストリがピットイン位置を間違えラッセルの進路を妨害する場面が発生。両者は接触を免れたが、この件はスチュワードの調査対象となった。ノリスが首位キープ、アロンソ・ピアストリが僅差で続くソフトタイヤでのアタック合戦では、ノリスが1分09秒890でトップ。アロンソが0.087秒差で2位、ピアストリが0.089秒差で3位に入り、上位3台は0.1秒以内の接戦となった。マクラーレン勢は引き続き速さを見せつけた。角田7位、フェルスタッペンは5位に角田裕毅はトップから0.9秒差の7位と上位につけ、母国のフェルスタッペンは5位にとどまった。ラッセルは4位に入り、メルセデスは健闘を見せた。走行不足のドライバーが課題を残すストロール、アルボン、ハジャーはアクシデントやトラブルで走行が限られ、FP2をほとんど活用できなかった。夏休み明け初日の走行機会を失ったことは、予選と決勝に向け大きな痛手となる。
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