2021年のF1世界選手権 第5戦 F1モナコGPの予選でトップ10入りしたドライバーのコメント。F1モナコGPの予選は、暫定ポールポジションに立っていたシャルル・ルクレール(フェラーリ)が終了間際のラストアタックでクラッシュ。後続のドライバーがアタックできないまま、赤旗中断のまま終了という劇的な幕切れとなった。
1番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)「今日は複雑な気持ちだ。一方ではここでポールにいることを素晴らしいことだと感じている。Q3でのファステストラップにはとても満足している。最初のセクターは理想的ではなかったけど、セクター2とセクター3をまとめることができた。もっとうまくやれると分かっていたけど、最後のラップでは改善させようとしてハードにプッシュしすぎてしまった。残念ながら、ウオールにヒットした。今僕たちにできることは祈り続けることだけなし、ダメージがペナルティに繋がらないことを願っている。もちろん、僕たちのパフォーマンスは励みになっているけど、トラックがSF21の特性に本当にうまく合っているので少しワンオフなものだと思っている。それが僕たちが今日とても競争力があった理由だ。僕たちはまだチャンピオンシップをリードしている2チームのレベルには達していないことを心に留めておく必要があるけど、今のところは、今日、最大限を引き出せたことをとても嬉しく思っている。結果がどうなったとしても、明日は全力を尽くす。ホームにいて、トラックの周りにいるファンのみんなに会うことができて素晴らしい気分だ。それがモナコだし、とても予測不可能で、僕たちドライバーにとってチャレンジングでもある。特にレースではかなり多くのラップを走るからね。素晴らしいチャレンジだし、良い結果を出すためにすべてをまとめられるよう頑張る」2番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)「このサーキットでの予選はいつもとても楽しいものになる。今日の予選Q3の1回目のアタックはうまくできたけど、タイヤが適正な温度ではなかったので、その次のアタック次第になるのは分かっていた。Q3最後のアタックはトンネルに入るまでは本当にいい手応えだったし、マシンの感触もよく、ポールポジションを取れると思っていたので、赤旗のために中断せざるを得なかったことは本当にフラストレーションが溜まる。もちろんシャルル(・ルクレール/フェラーリ)はいいドライビングをしていたし、僅差の戦いになるのは分かっていた。そんな中でも、木曜にあまりマシンの感触がよくなかったところから、サーキットとファクトリーのメンバーがいい仕事をして、マシンをいい形に仕上げてくれた。プラクティスの中でセットアップを修正し、明日もフロントローからスタートできるし、ここまでは非常にいいレースウイークになっている。スタート位置はモナコでは一番大切なことなので、悪くない結果だ。今日の赤旗の後の予選2番手は喜ぶべき結果だと思うし、あとは明日きっちり仕事をするだ」3番手:バルテリ・ボッタス(メルセデス)「木曜日、そして今朝のプラクティスでさえ、マシンの中で最高のフィーリングが得られなかった。僕たちはまだタイヤのウォームアップに苦労しているし、メカニカル的にマシンはこのようなトラック向けに作られていない。でも、僕たちは予選にむけてセットアップ面ですべてを最大化できたと思うし、いくつかの変更を加えて快適に感じることができた。予選が進むにつれて、ポールポジションのチャンスがあることがわかったので、最後の走行を終えることができなかったのは残念だ。十分だったかどうかは分からないけど、赤旗までは良いラップだったし、0.1秒か0.2秒は縮めていた。多くのチームが上位を争っているのを見るのは素晴らしいことだ。エキサイティングだし、僕たち全員ができる限りすべての小さなゲインを得るt前にコース上でかなりプッシュしている。明日は厳しい戦いになると確信している」4番手:カルロス・サインツ(フェラーリ)「今日は僕にとってとてもフラストレーションが溜まる一日だった。週末を通していいドライビングができているし、予選でとても強かった。マシンを快適に感じていたし、とても強力なペースがあった。残念ながら、最後のアテンプトは準備ラップ中のトラフィックで少し妥協を強いられていたし、その後、赤旗にとってフライングラップを終えるチャンスがなかった。ここモナコでポールを獲れる初めてのチャンスだったし、4番手に並ぶことに本当にフラストレーションを感じている。満足していない。明日はオーバーテイクが難しいけど、ベストを尽くして、チャンスを最大化したいと思っている。今日、戦える強力なマシンを与えてくれたチームはよくやった」5番手:ランド・ノリス(マクラーレン)「本当に良い予選だった。5番手をとても嬉しく思っている。僕たちはポールから0.2秒しか離れていない。それほど大きくはないし、本当に僅差だ。でも、良いラップができたと感じているし、これ以上は難しかったと思う。本当に満足している。何か違うことをすれば、0.05秒は縮められて、かなりポジションを上げられたと考えれば辛いけど、それでも僕たちの出来には満足している。良い一日だった。僕たちにとって良い週末になっているし、僕たちのマシンからできる限りすべてを引き出すことができた。Q3での最後のラップは特にかなりリスクを犯したけど、すべてが成果を挙げた。間違いなく僕のキャリアで最高のラップのひとつだ。今日はチームとして良い仕事ができたし、明日それを締めくくる必要がある」6番手:ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)「重要なタイミングで力強いマシンを用意してくれたし、チームが取り組んでくれたことすべてに満足している。レースウイーク中で最高のラップになったと思うし、Q3ですべてが揃ったことがうれしい。マシンの扱いはほかのコースと大きく異なり、限界まで攻めてできる限りウォールに近づくことが重要だ。明日はいいスタートが必要だし、戦略面でもハードワークが必要だ。スタートで後方にいるマシンは速いのが明らかだけど、ここモナコではオーバーテイクが難しいことは分かっているので、集中してクリーンなレースをしなければならない。大きなポイントを目指せるはずだし、チームのこれまでの取り組みが報われればと思う。このモンテカルロの市街地で走った直後で、まだアドレナリンが出ている。F1マシンでこのコー...