2019年のF1世界選手権 第18戦 メキシコGPの予選が10月26日(土)にエルマノス・ロドリゲス・サーキットで行われた。トップタイムを記録したのはマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)だが、黄旗無視により3グリッド降格ペナルティが科せられ、シャルル・ルクレールがポールポジション、セバスチャン・ベッテルが2番グリッドとフェラーリの2台がフロントローからスタートする。
1番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)「これまでのところ、非常にいいレースウイークを過ごせていると思うし、すべてのセッションでパフォーマンスを改善できている。ここでのドライビングを楽しんでいるところだけど、今日のようないいパフォーマンスを発揮するには、マシンのすべてがうまく機能する必要がある。予選でトップタイムを記録できたことは非常にうれしく、最近のフェラーリの勢いを考えると、正直このような結果になるとは思っていなかった。マシンは本当に意のままという状態だった。終盤の3戦は僕たちにとって難しい展開になると考えていたけど、多くの努力により非常に速いマシンを準備してくれたチームに感謝したいと思う。グリッド降格のペナルティーは非常に残念だし、フェラーリは非常に速いと思う。明日はタイヤマネジメントが重要になってくるが、僕たちにも非常にいいマシンがあるので、レースは接戦になると考えている」2番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)「今週末はライバルたちが手強いだろうと思っていた。FP3の後、ポールポジションを狙えるかもしれないと考えたけど、レッドブルは予選ですべてをまとめてきたし、とにかくとても速かった。Q3の最初の走行はとても満足のいくラップだったけど、それでも、マックスより0.1秒遅かったので、最後のラップは異なるセットアップでいこうとした。残念ながら、オーバーステア気味になってタイムを失った。特に最終セクターでね。予選を2番手で終えたのにポールポジションからスタートするなんて変な状況だけど、僕たちのアプローチは変わらない。スタート後にリードを保つことがとても重要になってくる。ターン3の後でトップにいる人が大きく有利になるだろう。ここは誰にとってもクーリングが大きな要素になるし、先行マシンの後ろについたら不利になる。ターン1までのストレートはかなり長いので、そこで僕たちの直線速度を最大限に生かさなければならない。全力を尽くすつもりだ。明日はエキサイティングなレースになることを願っている」3番手:セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)「今日は完全には満足していない。ボッタスの事故で振られたイエローフラッグがなければ、もっと良い結果に出せていたかもしれないからね。最初のアタックでは、セクター1はかなりいい感じだったけど、セクター2でちょっと慎重になりすぎたかもしれない。それでリズムを少し失ってしまい、最終セクターではあまりにアグレッシブになりすぎて、最終コーナーでかなりふらついてしまった。2回目のアタックではタイムを短縮する自信があったけど、イエローフラッグが出たてしまった。こういうこともある。明日の鍵は、しっかり機能するマシン、タイヤのケア、正しい戦略の選択になるだろう。トップ3チームはすべて同じタイヤでスタートするけど非常に接戦になるだろう」4番手:ルイス・ハミルトン(メルセデス)「このトラックは僕たちにとって難しいだろうことはメキシコに来るときからいた。今日は全力を尽くしたし、クルマから最大限を引き出したと思うけど、単にポールポジションを獲得するには十分ではなかった。3番手もおそらく可能だったと思うが、それ以上は無理だった。4位でも日曜日のに戦えるいい位置だし、良いスタートを切りたい。ここでのレースはいつも僕たちにとって難しいし、明日のレースが簡単にいくとは思わない。今夜、雨乞いでもして路面がウェットになれば状況が少し混乱するかもしれない。でも、明日は本当に難しいチャレンジになるだろう。レッドブルはロングランで最速だったので、彼らについていくのはとても難しいだろう。戦略に大きなバリエーションがあるわけではないけど、誰のタイヤが長持ちするかを見るのは興味深い。それが一番重要だ。上位のレッドブルとフェラーリについていくよう頑張りたいし、そのバトルを楽しみにしている」5番手:アレクサンダー・アルボン(レッドブル)「予選5番手は最高の結果ではないが、悪くないとも思っている。昨日のFP2でクラッシュしたことを思えば、いい形でばん回することができたと考えている。FP3では多くのラップを走れず、実質的にはFP1の走行のみをもとに予選に臨んだため、難しいセッションになると思っていた。マックス(フェルスタッペン)の結果は、僕たちのマシンには5番グリッド以上のポジションを獲得できるポテンシャルがあることを示しているが、それでもほかのマシンといい勝負はできていた。もう少し上に行けたらよかったが、明日はできる限りのチャレンジをしたいと思う。明日はいいレースになると想定しているし、このサーキットでは1コーナーまでのストレートが長いので、あらゆることが起こり得る。昨日のプラクティスでのマックスのレースペースはとてもよかったし、マシンには速さがあるので、今日の夜に自分なりにデータを分析して明日に備える。昨日の走行ではタイヤの劣化が非常に激しかったので、明日はタイヤをマネジメントしなくてはいけない時間が長くなると想定しているが、そのような中でもポジションを上げられればと思っている」6番手:バルテリ・ボッタス(メルセデス)「理想的な一日ではなかった。それ以外は順調だった。今日はクルマのフィーリングがよく、セッティングを進めることができていた。今日はクルマの安定性により満足していたし、よりハードにプッシュできていた。予選はかなり淡々と進んでいたし、Q2では予定通りミディアムで最速タイムを記録した。このタイヤのパフォーマンスはいいみたいだ。Q3の最後の走行では、良いポジションを得るためにリスクを冒す必要があるのはわかっていたし、クルマから全てを絞り出そうとしていた。最終コーナーまではいいラップだった。出口の埃っぽい部分で少し膨らんでコントロールを失ってウオールに当たったんだ。僕はまったく大丈夫だけど、ガレージのみんなに今晩残業させることになってしまった。明日はペナルティを避けることを願っている。タイムを見れば、僕には3番手のチャンスがあったので残念だ。でも、明日は別の日だし、タイ...