2018年のF1世界選手権 開幕戦 オーストラリアグランプリのフリー走行が23日(金)にメルボルンのアルバート・パーク・サーキットで行われ、ルイス・ハミルトン(メルセデス)がトップタイムを記録した。2018年のF1シーズンがいよいよ開幕。初日を終えた段階では冬季テストでの予想通り、メルセデスが速さを見せつつ、フェラーリとレッドブルの3強チーム間のタイム差は0.3秒以内と拮抗している。
また、テスト時からダークホースと目されていたハースが好調。ロマン・グロージャンがトップ6に割って入り、2台揃ってトップ10入り。中団グループの対抗馬にはマクラーレンが浮上。トップ10は5チームで占めるカタチとなった。1番手:ルイス・ハミルトン (メルセデス)「開幕戦がどんなレースになるかはあまりわからないものだ。フィジカル的にどんな感じになるのか、タイヤがサーキットにどのような反応をするかなどわからないことだらけだ。でも、今日は良いスタートが切れたし、必要としていたすべてのことを完了することができた。FP2では僕たち全員のギャップが少し肉薄していたけど、それはエキサイティングなことだ。クルマからもう少し引き出そうと試みるのはよりチャレンジングなことだからね。とても素晴らしい一日だった。アルバート・パークはこのような天候で作業をするには本当に美しい場所だ。タイヤにはバルセロナで抱えていたブリスターの問題は発生していないように思うし、よりノーマルな感覚だった。もちろん、クルマは去年のここよりも速くなっているし、どこでも良い感触が得られている。ターン11と12はクレイジーだ。コーナーでブレーキをかけることさえなくなっている。僕が知る限り、明日と日曜日は雨が降ることになりそうだ。僕はまだこのタイヤで雨のなかを走ったことがないので、面白くなるだろう」2番手:マックス・フェルスタッペン (レッドブル)「ポジティブな週末のスタートを切ることができたし、そこに関しては本当に満足している。クルマはこのトラックでうまく機能している。これまでバルセロナでしか走っていなかったので、いつだってそれは喜ばしいことだ。もちろん、2回のプラクティスセッションを終えただけだし、まだ誰が最強で、決勝を僕たちがどのようなカタチで終えるかを見極めるのは難しい。シーズン最初のサーキットに向かう場合はそれは少し推測になる。どのような感じで進んでいくかを理解するには少なくとも2~3戦はかかると思うし、その後もシーズンを通した全員の開発レートによって左右される。レースペースは良さそうだし、改善できる余地は間違いなくある。メルセデスはかなり強そうだけど、現時点でどのように見えるかは心配していない。残りの週末は少し雨が降りそうなので僕たちにとって助けになるだろう。ウェットになれば、パフォーマンス面でエンジンに頼らなければならない部分が少なくなるし、パワーを微妙にコントロールできるようになる。通常、僕たちのクルマはウェットで強いし、僕としても楽しめるので、雨が降ってくれることを祈っているよ」3番手:バルテリ・ボッタス (メルセデス)「FP1はトリッキーだった。サスペンションにちょっとした問題が発生して、燃料システムにもトラブルがあったので、良い比較をするのが難しかった。心配するような問題ではないと思うし、セッション中に見つかったというだけのことだ。2回目のプラクティスではクルマの感触はずっと良くなったけど、まだもっと多く解放できる部分はある。この段階で僕たちは強そうなので、チームに感謝しなければならないし、良いスタートが切れたと思う。コースに戻ってレースができるのが嬉しい。僕たちとフェラーリ、レッドブルは本当に拮抗しているように見えるけど、それはだいたい予想していたことだ。明日どうなるか見てみよう。ドライレースであれば、ロングランの情報はいくつか得られているし、タイヤのデータも取れている。バルセロナよりもずっと暖かいし、路面も異なるので、テスト時とは多くのことが違っていることがわかった。最終的に多くのことを学ぶことができたし、引き続き学んでいくつもりだ」4番手:キミ・ライコネン (フェラーリ)「ここオーストラリアでのかなりノーマルな初日という感じだった。テストとはすべてが少し違う感じがしたけど、違う場所にいるときは普通のことだ。グリップという点ではトラックは去年よりずっと良くなっていると感じている。葉っぱがたくさんあるように見えるけど、実際、運転にはあまり影響しない。良いセットアップを見つけるのは簡単ではないけど、今日のスタートはそれほど悪くはなかった。いくつかのことを試して、様々な部分を改善させるためにベストを尽くした。僕たちは自分たちが進むべき方向を検討しているし、そのためにベストな方法を見つけようとしている。それは特にシーズン序盤では普通のストーリーだ。天候が明日どのようなことをもたらすか見てみよう。今夜は今日行ったすべての作業を詳しく調べて、良い部分を精選して、何ができるか見ていくつもりだ」5番手:セバスチャン・ベッテル (フェラーリ)「すべての金曜日と同じようにかなり味気ない作業日だった。最初はまったく快適に感じられなかったので、バランスを追求していたけど、そこについてはあまり心配してない。すべてを正しくまとめれば、クルマがもっと良い状態になることはわかっているからね。僕たちは拮抗しているように見えるし、それは良いニュースだ。明日は何かしらのことができるはずだ。このトラックは、初めにラップタイムを出すことができなかったとしても、後からかなり多くを見つけることができるという点で特にトリッキーだ。僕たちにはまだ引き出せる多くのポテンシャルがあると思う。クルマは問題ない。まだ望んでいるところには達していないけど、作業を続けていけば問題ないはずだ。他チームよりも大きな前進を果たせることを本当に願っている」6番手:ロマン・グロージャン (ハース)「良い一日だった。クルマに満足しているし、すべての準備を整えるためにみんなが素晴らしい仕事をしてくれた。僕たちは成功した冬季テストを過ごせたし、気温の異なる別のトラックでもクルマがそのレベルになることを確認できたのは良いことだ。もちろん、初期段階だし、仕事を続けて、すべてを構築し続けていく必要がある。クルマを改善できるエリアはあるけど、全体的に今日の出来には満足している」7番手:ダニエル・リカルド (レッドブル)「今日はクルマはOKだったけど、結論とし...
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