2017年 フォーミュラ1 第4戦 ロシアGPの決勝が30日(日)、ソチ・オートドロームで行われた。優勝はメルセデスのバルテリ・ボッタス。2列目3番グリッドからスタートしたボッタスは、オープニングラップで首位に立つと後続を引き離してレースをリード。終盤はセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)の猛追を受けるが、0.671秒差でトップでフィニッシュ。自身F1初優勝を飾った。
2位はセバスチャン・ベッテル、3位はキミ・ライコネンとフェラーリ勢がダブル表彰台を獲得。ランキング2位のルイス・ハミルトン(メルセデス)は4位でフィニッシュ。首位ベッテルとの差は13ポイントに広がった。コンストラクターズ選手権ではメルセデスがフェラーリに1ポイント差で首位に返り咲いた。優勝:バルテリ・ボッタス (メルセデス)「実感するにはしばらく時間がかかりそうだ。普段は僕はそれほど感情的にはならないんだけど、フィンランド国歌はとても特別だった。初勝利はすべてが夢のようだ。これがたくさんの勝利の始まりになってほしい。間違いなく僕のベストレースの1つだ。セバスチャンからのプレッシャーはそれほど気にならなかった。一番の問題は周回遅れのマシンをパスすることだった。タイムを失わずに彼らをパスするのは大変だった。それに残り15周くらいでタイヤをロックアップさせてしまいペースに影響が出たけど、なんとか対処できた。無線であまり話しかけないようにお願いして、気合をいれて、集中した。この勝利は前に進むための多くの自信を与えてくれる。結果を出せるおとはわかっていたし、ずっと自分の能力を信じていたけど、このリザルトによってそれを確認できた」2位:セバスチャン・ベッテル (フェラーリ)「蹴り出しは悪くなかったと思う。もう少しアグレッシブでも良かったかもしれない。ライトが消えるまでに遅れがあって、グリッドの状態にきちんとした読みができなかった。良いスタートではあったけど、今日はずっと向かい風が強くて、ボッタスが大きなトウを得ていたので、僕にはどうしようもなかった。バルテリは素晴らしいレースをした。彼は誰よりもいい走りをしていたし、彼は勝利に相応しい。終盤は全開だったし、DRS圏内に入れるとか難じていた。もしかしたらバックストレートあたりでプレッシャーをかけたら、ミスを誘えるかもしれないと思ったけど、彼はしなかったね。マッサとの件はちょっとした考え違いだ。彼がどこに行こうとしているのかわからなかった。でも、あの時点でレースを失ったわけではない。もうスペインに目を向けているよ。テストでバルセロナのクルマについては良い答えを得ているし、チャンピオンシップについて考える必要はない。僕たちはとても良いスタートを切った。僕たちはベストを尽して勝つためにここにいるけど、まだ学んで、改善できる。今日はスピードはあったけど、もう少しうまくやれたはずだ。それでも僕たちには強いクルマがあるし、強いチームがいる。ポジティブな面はたくさんある」3位:キミ・ライコネン (フェラーリ)「最初の3戦に比べれば、全体的にポジティブな週末だった。クルマにより満足していたし、プッシュする必要がある時はタイムを引き出すことができた。レースはスタートで決まったようなものだし、僕のスタートはかなり悪かった。かなり失ってしまったと思ったけど、なんとかポジションを取り戻してそこにとどまることができた。レースを通してクルマはずっと良かったけど、その後はあまり多くのことは起こらなかった。ベストは尽くしたけど、やれることはあまりなかったし、自分のポジションを守っただけだ。表彰台に上がれて嬉しいけど、スタートでポジションを上げられず、落としてしまったことが残念だ。これから僕たちは仕事を続けていく必要がある。細かいことが最後には大きな違いを生む。バルテリのレース初勝利はとても嬉しい。彼には明るい未来が待っていると思う」4位:ルイス・ハミルトン (メルセデス)「バルテリを心から祝福したい。今日の彼は並はずれた仕事をしていたし、本当に勝利にふさわしかった。彼は週末ずっと速くかったし、チームのために本当に良い仕事をしていた。彼は素晴らしいチームメイトだ。グランプリ初優勝は本当に素晴らしい気分だよね。僕にとってはとてもタフな週末だった。僕には十分な速さがなかった。あのようなクーリングの問題は経験したことがないし、最初からレースに加われなかった。キミと戦えるペースはあったと思うけど、とにかくクルマがオーバーヒートしていた。最終的には僕のペースが良ければ、さらに上位にいけたはずだ。でも、チームのために少なくともポイントを獲ることができた。次のレースではペースを取り戻せることを願っている」5位:マックス・フェルスタッペン (レッドブル)「今日はスタートがとても重要だったし、僕にとってはそれがレースでの唯一のアクションとなった。なんとかフェリペとダニエルを抜くことができたし、そこからはとても孤独なレースだった。前のクルマが僕を引き離していくのが見えたし、僕は後ろのクルマを引き離していったので、とにかくクルマをなんとか完走させようと頑張った。午前中に問題があったけど、幸運にもレース中にそれが自分やリズムに影響することはなかったし、とにかくラインを横切らなければならなかった。メカニックは短い時間で問題を解決するために本当にいい仕事をしてくれたし、レースで5位を戦うクルマを僕に与えてくれた。最終スティントのペースはそんなに悪くなかったし、それもこのタフな週末から得られたポジティブなことだ。当然、レース終盤は安全のためにいろいろなものを抑えるようになるものだ。僕たちはチャンスを最大限に利用したし、今はアップデートが入るバルセロナを楽しみにすることができるし、上位の戦いに加われることを願っている。去年のレースでバルセロナは僕にとってとても特別なトラックになったし、戻って、僕たちに何ができるか確認するのを楽しみにしている」6位:セルジオ・ペレス (フォース・インディア)「6位にとても満足しているし、エステバンも7位に入り、チームにとって本当にポジティブな一日だった。僕たちはコンストラクターズ選手権4位を固めているし、僕はドライバーズ選手権で7位だ。開幕4戦での素晴らしい努力の成果だ。今日のレースは特にエキサイティングなものではなかった。常にクリーンエアのなかで、前のクルマを追ったり、後ろのクルマを引き離したりしながら、自分の走りをしていた。コー...