ルーカス・ディ・グラッシが、来年のヴァージン/マノー・チームのレースドライバーとして契約間近だとAUTOSPORTが報じた。だがディ・グラッシは、契約する前にルノーのドライバー計画を待っているという。現在、ルノーのリザーブドライバーを務めるルーカス・ディ・グラッシは、ポストシーズンの新人テストに1日にルノーから参加することになっており、ルノーのシート候補にいるとされているが、2010年のためにマノーと詳細な交渉を行っているという。
ルーカス・ディ・グラッシは、レースシートを確保するチャンスを楽天的に捉えており、シーズンが終われば状況はもっと明確になるだろうと語っている。「現時点ではかなり良さそうだ」とディ・グラッシは語る。「現時点での僕の目標はルノーだ。まだ1つのシートが決まっていないし、僕はルノーでとても良い時間を過ごした。ルノーは僕をたいへん助けてくれたし、僕の目標は彼らといることだ」「現在、どのドライバーが欲しいか決めているところだし、新チームが僕に興味を持っていることはわかっているけど、現時点でどれがベストかを確かめるのは難しい」「僕たちはそれらのいくつかがベストではないとわかっているけど、あるチームは数週間でパッケージが明らかになるので、ベストになるかもしれない。全体像がより鮮明になるだろう」ルーカス・ディ・グラッシは、マノーとの交渉がどれくらい進展しているかは明らかにしないが、マノーが来年の魅力的なオプションでありそうだと認めている。「僕が理解するに、マノーには新チームが利用できるベストなパッケージがある。チームに加わった技術的な人々、マーケティング、そして財政支援だ。かなり真剣に考えているし、僕のリストの非常に高い位置にある」F1のチャンスが何%くらいかと聞かれたディ・グラッシは「70%くらいかな」と語る。「現時点ではシーズンが終わったあとの数週間にかかっている。そのあと僕たちはどうなるかわかるだろう」ルノーは来年、ロバート・クビサと並んで経験豊富なドライバーを支持していると理解され、ティモ・グロックがチームの目標リストのトップにいるとみられている。また、現在のドライバーであるロマン・グロージャンが、2010年にルノーに残留することはないとみられている。