アルファタウリ・ホンダのF1ドライバーを務めるダニール・クビアトは、レッドブル・レーシングに復帰してマックス・フェルスタッペンに挑むことが目標だと語る。レッドブルの育成プログラムで育った2014年にトロロッソでF1デビューを果たしたダニール・クビアトは、セバスチャン・ベッテルのフェラーリ移籍に伴って2015年にレッドブルに昇格。2016年も引き続きレッドブルで開幕戦を迎えたが、序盤戦にベッテルとのクラッシュが続き、レッドブルはマックス・フェルスタッペンに代えてクビアトをトロロッソに降格させた。
トロロッソでのダニール・クビアトはスタンプを抜け出すことができず、2017年シーズン途中にピエール・ガスリーと代わる形でF1シートを喪失。レッドブルのプログラムからも外された。だが、昨年トロロッソに復帰したクビアトは、今年も新生アルファタウリのドライバーとしてF1を戦う。ダニール・クビアトは、レッドブルからトロロッソに降格した際も実際には多くの人が思っているよりも優れたパフォーマンスを発揮していたと語る。「非常に強いチームメイトがいました」とダニル・クビアトは語る。「カルロス・サインツはフォーミュラ・ルノーで、そしてもちろんF1ではリカルドがレッドブルでのチームメートだった」「あれの年(2015年)は面白い一年だったよ。ダニエルは前の年にセバスチャン・ベッテルに勝っていたけど、ポイント数では僕が彼に勝っていた」「F1ファンもまだそのことは覚えているはずだと思う。人々は過去のことよりこれからのことに興味があるのは確かだけどね。誰もが以前よりもうまくやりたいと思っているしね」ダニール・クビアトは、今度はレッドブルでマックス・フェルスタッペンと争ってみたいと語る。「もちろん、マックスのチームメートになれればうれしい。彼は今いい場所にいる。チームは彼のために何でもしているからね。それに加えて、彼はメンタル的にもすごく強い。こうした理由によって彼のチームメートになれれば面白いだろうと思う」だが、ダニール・クビアトはアルファタウリ・ホンダのドライバーでいられることにも満足していると語る。「フランツ・トスト(アルファタウリ/チーム代表)が言うように、僕たちはもはやトレーニングチームではない。今年は経験豊富なドライバーがラインアップされているしね」「それに、今の僕たちはマシンの開発に関してもより速く前進することができると思っている」