ダニール・クビアトは、レッドブルが自分ではなくルーキーのアレクサンダー・アルボンを抜擢したことに反感はないと語る。レッドブルが、ピエール・ガスリーの後任として、経験豊富なダニール・クビアトではなく、まだF1で12戦の経験しかないアレクサンダー・アルボンを選定したことに驚いた人も少なくはない。
夏休み前のF1ドイツGPでダニール・クビアトは3位入賞を果たしてトロロッソにとって2回目の表彰台を獲得しており、また2016年にマックス・フェルスタッペンと交代でトロロッソに降格するまでレッドブルで仕事をした経験がある。レッドブルの上層部は、3名のドライバーを2020年のマックス・フェルスタッペンのチームメイト候補として評価すると説明している。ダニール・クビアトは、レッドブルがアレクサンダー・アルボンを昇格させて、自分がレッドブルに復帰できなかったことをくよくよと悩んだりはしていないと語った。「まったく失望のようなものはない。自分の仕事は変わらないし、僕のシーズンは素晴らしいものだった」とダニール・クビアトはコメント。「自分がコントロールできない他のことよりも、むしろそこに目を向けている。自分のことに集中して、今年の残り9戦でできる限りのことをしていくつもりだ。それに将来がどうなるかは決してわからないしね」ダニール・クビアトは、レッドブルですでに確立されているマックス・フェルスタッペンとシーズン後半を戦わなければならないアレクサンダー・アルボンのタスクも理解していると語る。「決定は理解している。彼らには彼らの理由があった。僕のシーズンは非常に強力なものだったと思ているけど、彼らはアレックスを競争力のクルマで試したいという他の理由があったんだと思っている」「マックスにすぐに匹敵するのは簡単なタスクではないのは確かだ。残り9戦で飛び込んでマックスと対峙するんだからね。それでも、レッドブルが決定したことだし、僕はそれを尊重し、受け入れなければならない。それについてはまったく問題ない」「重要なことは自分自身の良い仕事をすることだし、時間が経てばわかると思う。将来について、また誰がどのような決断を下すかなどについてはあまり深く考えていない」「レッドブルは常にオープンだ。誰かがパフォーマンスを発揮できない場合は常にプレッシャーがかかる。ジュニアチームの他の誰かがパフォーマンスを発揮している場合は特にね」「なんとかF1に戻ってこれただけでも信じられないことなので、あまり欲張ることはできない。皆さんは僕が復帰してから数ヶ月でシニアチームに僕を推進していたけど、多くのことが速く進んでいった」「レッドブルには独自の計画があるし、彼らが何が彼らにとってベストであるかをわかっている。さっきも言ったように僕の仕事は残りの9レースでトロロッソのためにベストを尽くすことだ」