F1がレノボと再びタッグを組み、5年ぶりに開催されるF1中国GPのためにユニークなトロフィーを製作した。両者は昨年の日本GPでも、ドライバーがトロフィーにキスをするとライトが点灯する特徴的な『kiss me』トロフィーを製作している。今回、タイトルスポンサーを務めるレノボはデザイン会社のピニンファリーナと組み、5年ぶりの開催となるF1中国GP用のトロフィーを製作した。
レノボは、トロフィーの円形の形状について「中国人の『完璧-圆满』を追求する精神からインスピレーションを得たもので、完璧と幸福を象徴し、トラック上での完璧と勝利を絶え間なく追求するドライバーの精神も反映している」と説明している。レノボは、トロフィーの円形は「中国人の『完璧‐圆满』の追求からインスピレーションを得たもので、完璧と幸福を象徴するとともに、トラック上で完璧と勝利を絶え間なく追求するドライバーの精神を反映している」と説明。中国では辰年でもあるため、円のねじれは龍の動きを表し、脈打つ光のパターンは「目覚めた龍の息吹を表している」という。また、トロフィーはF1の歴史に敬意を表しており、かつてレースの勝者が首にかけていた月桂冠に似ている。レノボのコーポレート・マーケティング部門でエグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクターを務めるフィリップ・マーキントンは、「今年は、意味のあるデザインとよりスマートなテクノロジーを通じて、F1の伝統的なデザインをさらに進化させることに挑戦しました」と述べた。「中国現地の文化を反映したトロフィーを作ることも重要でした」ピニンファリーナのデザイン担当上級副社長パオロ・トレビサンは「レノボのために、再び美しく意味のあるトロフィーをデザインできたことは光栄でした」と語った。「私たちのデザインプロセスは、この輝かしいスポーツの勝者に報いるために、伝統とテクノロジーのバランスを生み出すことを目指しました」