シャルル・ルクレールは、2024年F1 アゼルバイジャンGPで浮き沈みの激しい初日を過ごした。フェラーリのドライバーであるルクレールは、最初のプラクティスでバクーのストリートでクラッシュしてしまったが、2回目のセッションでは車のトラブルを乗り越え、金曜日のタイムシートのトップに立った。過去3回のアゼルバイジャン訪問でポールポジションを獲得しているルクレールは、FP1で序盤から期待を抱かせるペースを見せていたが、ターン15のブレーキングでタイヤをロックさせてしまい、そのまま滑ってバリアに衝突した。
フェラーリはFP2に間に合うように修理を完了させたが、セッション開始時にルクレールは無線で「どこかが曲がっている」「不可能だ」と報告し、チームはデータ上で何も見ることができなかった。ピットに戻ったフェラーリは故障したパーツを交換し、ソフトコンパウンドタイヤで終盤に走ったおかげで、ルクレールは1日を最速タイムで終えた。レッドブルのライバルであるセルジオ・ペレスを0.006秒引き離した。今日のことを話してほしいと言われ、ルクレールは「クラッシュしたことについてだけど、それについて話すことはあまりない。右コーナーで少しブレーキをかけ過ぎてしまった。トラックはまだ汚れていて、ロックアップしてしまい、右のランオフエリアに行くのが遅すぎた。それで壁にぶつかってしまった」と語った。 この投稿をInstagramで見る FORMULA 1®(@f1)がシェアした投稿「週末のスタートとしては良くなかったが、それでもマシンには自信を持っていたので、それほど問題ではなかった。その後、FP2を開始したときに、後でわかったことだが、マシンに実際に問題が発生していた。一度停止して、その特定のパーツを交換した」「クラッシュとは何の関係もなかったし、メカニックは本当に良い仕事をしてくれた。クルマに装着したばかりの新しいパーツに問題を抱えていただけだった。あまり詳しくは話せないけど、明らかにステアリングホイールにとても奇妙な感覚があった」「それを変えてもう一度走ったら、問題は解決した。金曜日に期待していたほど周回数は多くなかったけど、それでも競争力はあった」ポールポジションでの走りを念頭に置きながら、この週末のチャンスについて評価したルクレールは「上位は接戦だけど、みんなのエンジンモードが異なるので、非常に見通しが悪い。ここはお気に入りのトラックのひとつで、過去にもかなり速かったけど、だからといって明日もそうなるとは限らない」と付け加えた。「まだクルマの作業が残っているし、改善すべきことはたくさんある。FP2ではまだ少し参考にしていた部分があったから、ドライビングもかなり改善する必要がある。それでも僕たちは速いので、それは良い兆候だ。明日はもっと良くなることを期待している」一方、フェラーリのガレージの反対側では、カルロス・サインツJr.がチームメイトのルクレールが記録したペースからコンマ5秒差の4番手につけた。サインツは、自身の運転中にいくつかの問題があったと説明した。「コースアウトも何度かあったけど、それはみんなも同じだと思う。トラックは運転するのがとても難しく、汚れていて、滑りやすかった」とサインツはコメントした。「昨年よりも5秒遅いということは、僕たちがどれほど苦労しているかを示すデータだ」「ほぼクリーンな状態を保ち、全体的な走行計画をこなした。FP1ではブレーキにいくつか問題があったが、FP2までに改善することができた。首の調子も100%ではない。昨夜はひどく眠れなかったようで、ほとんど動かすことができない。なんとか今日一日をやり過ごしたけど、明日には準備万端で臨めるだろう」今週末のフェラーリの順位について、サインツは「誰も良いラップをまとめることができなかったので、今はまだ判断するのは難しいと思う。明日、Q1、Q2、Q3で皆がソフトタイヤを履いて走り始めれば、皆の順位が見えてくるだろ」「僕たちはレッドブル、マクラーレン、メルセデスと互角に戦えるペースで走っていると確信している。非常に僅差の戦いになるだろうし、タイヤの準備、ラップタイム、コース上でのタイミング、イエローフラッグ、レッドフラッグなど、すべてが重要になる。正しい判断を下せることを願っている」
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