フェラーリF1のシャルル・ルクレールは、F1ロシアGPで導入したハイブリッドアップグレードを含め、昨年からのフェラーリのF1エンジの進歩によって、もはやバトル中に“無力感”を感じることはなくなったと語る。ライバルとのバトルにおけるエネルギーマネジマントがいかに重要かを考えれば、特にF1パワーユニットのハイブリッド部分のゲインは大きな影響を与える。
最近のアップグレードにより、フェラーリは、マクラーレンとのコンストラクターズ3位争いで、小さいながらも重要なパフォーマンス上のアドバンテージを獲得したようだ。今ではその差を3.5ポインドまで縮めている。今年のフェラーリのフォームは2020年から大幅に改善されている。特にモナコとアゼルバイジャンでのシャルル・ルクレールのポールポジションという強力な予選でのパフォーマンスもそうだが、最も明白なのはレーストリムだ。今年のパワーユニットのパフォーマンスはどのように異なっているかと質問されたシャルル・ルクレールは「昨年はエンジンだけでなくパッケージ全体も問題だった」と語る。「非常にドラッグの多いマシンだったけど、それはストレートではさらに酷かった」「全体として、非常に困難だったし、一部のレースでは、ドライバーとしてポジションを上げるために何もず、無力感を覚えた」「去年と比較して、今年はレースで戦うという点では間違いなく大きな前進だ。大きな変化だった」最近のハイブリッドアップグレードは、この改善の最新のステップであり、フェラーリは2022年にパワーユニットでまた大きなステップを果たすことを期待した重要なヘッドスタートだと説明している。400Vから800Vのエネルギーストアへの切り替えを含むこのアップグレードの利点は、パワーユニットに課せられる複雑なエネルギーマネジメント要求のおかげで、他のマシンとのバトル時に最もよく感じられる。最新のハイブリッドアップグレードはどれほど大きいかと質問されたシャルル・ルクレールは「非常にわずかな変更であるため、答えるのは非常に難しい」と語る。「新しいパッケージを投入するたびに、私たちはすべてのコーナーで0.01秒くらいのを話をしている」「フィーリングとしてそれを定量化するのはとても難しい。でも、特にエネルギーを使う必要があるレースで戦っているに、それがどれだけリカバリーしているかなどを見ると、少し感じることができる」「だから、特定のシチュエーションでは少し感じることができる。でも、マシンに乗り込んで、最初のラップの直後に完全に明白だというわけではない」チームメイトのカルロス・サインツは、追加のERS容量があるため、エンジンの変更がバトルで特に有利であるというシャルル・ルクレールのフィーリングを共有している。これはピーク電力の増加ではなく、より効率的なシステムのおかげで、より多くのハイブリッドパワーをデプロイできるという利点だ。「詳細を語るつもりはないけど、バッテリーの容量が少し多いと、バッテリーとハイブリッドシステムを使用して戦うときに、その場所に必要なエクストラなパワーを配分できる容量が少し増える」とカルロス・サインツは語る。「すべてが少しの違いを生む」昨年、カルロス・サインツはフェラーリのドライバーではなかったが、定期的にシャルル・ルクレールと前任者のセバスチャン・ベッテルとバトルをしており、マクラーレン・ルノーのパッケージがレーストリムで有利だと感じていた。これは結果にも反映されており、マクラーレンはコンストラクターズ選手権で3位になり、フェラーリは6位と低迷した。「昨年は良い経験をした。シャルルとセブが僕たちの前で予選を通過したことが多かったし、彼らがレースペースで苦しんでいる間に後ろから迫って、追い抜く機会がかなりあった」とカルロス・サインツは回想する。「そして、今年僕たちが成し遂げた進歩は、F1の観点からは非常に大きいことがわかる。ファクトリーのみんなが良い仕事をしたということだ」「僕たちはまだ少し不足している。エンジンに関してはまだリファレンスではない。フェラーリはすべてのリファレンスになりたいと考えているし、チームとして改善に挑戦し続け、来年は次のステップを果たしたいと考えている」