4回のF1ワールドチャンピオンであるアラン・プロストは、シャルル・ルクレールはフェラーリですでに“自分の価値を証明した”と称賛する。シャルル・ルクレールは、ザウバーでの1年の見習い期間を経て、2019年にフェラーリに加入。第2戦バーレーンGPで早くも優勝争いを展開してその実力を示した。
夏休み後のF1ベルギーGPではF1初勝利、続くフェラーリの母国レースとなるF1イタリアGPでも勝利をもたらし、ティフォシの心をわしづかみにした。最終的にシャルル・ルクレールは、2勝と7回のポールポジションを獲得し、チームメイトで4回のF1ワールドチャンピオンであるセバスチャン・ベッテルを上回るランキング4位でシーズンを終えた。「シャルルとはよく話をする」とアラン・プロストは Auto-Hebdo にコメント。「最初に強調できる明白なことは、彼の能力は、フェラーリにあのような若い年齢の彼を雇うことを説得できるものだったということだ」「フェラーリのためにレースをすることは多大なプレッシャーが伴う。それを念頭に置けば、彼のキャリアの最初のステージは完全に成功したと言えるだろう」シャルル・ルクレールは、初年度の業績により、フェラーリとの新たな5年契約を獲得した。アラン・プロストを含む多くの人々は、シャルル・ルクレールがフェラーリの事実上のリーダーとしての地位を獲得したと考えている。「シャルルはすでに自分の価値を証明している」とルノーF1チームのディレクターでもあるアラン・プロストは続ける。「彼はフェラーリでイコールのナンバーワンとみなすことができる。フェラーリでの初年度にベッテルと対等にレースをすることができたのは非常にポジティブなことだ」「先を見据えれば、彼がときどき少し速くなったり遅くなったりするかどうかは問題ではない。シャルルは素晴らしい成熟を見せたし、数回強引な戦いもためらわなかった」「彼のラジオメッセージを聞くと『あの子にはガッツがある!』と言わずにはいられない時がある」