フェラーリのシャルル・ルクレールは、F1ブラジルGPの週末に先立ってICE(内燃エンジン)を交換。決勝レースでの10グリッド降格ペナルティが確定した。シャルル・ルクレールは、前戦F1アメリカGPのフリー走行3回目にオイル漏れによってエンジンが破損。予選とレースではパフォーマンスに劣る旧型のスペック2のパワーユニットで戦うことを余儀なくされた。
フェラーリは、F1ブラジルGPでシャルル・ルクレールに新品のパワーユニットを投入することを宣言していたが、FIA(国際自動車連盟)は交換がエンジンだけであることを公表。4基目のエンジンになるため、シャルル・ルクレールは決勝レースで10グリッド降格が確定した。F1ブラジルGPのフリー走行をトップのセバスチャン・ベッテルから0.021秒という僅差で2番手で終えたシャルル・ルクレールは「全体的にかなりポジティブな1日だった」とコメント。「予選ペースは良さそうだけど、レースペースを改善するためにはまだやるべき仕事がある。今日はウェットコンディションでフリー走行をする機会があった良かったし、FP1ではできるだけすぐに出ていこうとした」「明日と日曜日はかなり暖かくなりそうなので、このコンディションはあまり参考にならないだろうけど、僕たちにペースがあることがわかってよかった。まだ改善の余地はあると思うので、今夜はそこに取り組みたい」「グリッド降格ペナルティを受けると知りながら予選に臨むことになるけど、僕のアプローチは変わらない。最大限にプッシュして、可能な限りベストなスタートティングポジションを確保するつもりだ」フェラーリはこの機会を利用して2020年型のF1エンジンのテストを行うのではないかと噂されていたが、シャルル・ルクレールは「オースティンで問題が発生する前に使用していたのと同じ仕様のエンジンだ」と否定。「新しいものは何もない。でも、予選と決勝で助けになるはずだ。ペースは似ているけど、いくらかアドバンテージを得られるだろう」