シャルル・ルクレールはF1スペインGPを5位で終えることになったが、フェラーリのチームオーダーとタイヤ戦略は“まったく問題ない”と語る。5番グリッドからスタートしたシャルル・ルクレールは、オープニングラップでセバスチャン・ベッテルとのバトルを避けて5番手に定着。だが、ベッテルは1コーナーでの攻防でタイヤにフラットスポットを作り、急激にペースを落としていた。
セバスチャン・ベッテルの後ろで数周にわたって立ち往生したシャルル・ルクレールにフェラーリがチームオーダーを出したころには、3番手のマックス・フェルスタッペンはギャップを広げていた。フェラーリはシャルル・ルクレールに1ストップ戦略を採らせるためにハードタイヤに交換。だが、ミディアムのセバスチャン・ベッテルに対してペースがなかったことで、フェラーリはベッテルを先に行かせるようチームオーダーを出した。後半にセーフティカーが入ったことでシャルル・ルクレールは2ストップ戦略に切り替えて新品のミディアムタイヤを装着したが、その後、攻撃することができず、セバスチャン・ベッテルの後ろの5位でレースをフィニッシュした。フェラーリのチームオーダーの遅れとタイヤ戦略によってチャンスを失ったように思えたシャルル・ルクレールだったが、スタートでマックス・フェルスタッペンを捕えられなかった状況のなかでチームは最善を尽くしたと感じており、セーフティカーが入らなければ、1ストップ戦略は成果を挙げたはずだと確信していると語る。「今のところ、今回のレースでは僕に関してはまったく問題はなかったと思う」とシャルル・ルクレールはコメント。「もちろん、第1スティントは僕の方が速かったけど、後ろにドライバーがいて彼の方が速いと伝えるのは常に難しい。常に前にいたいものだからね」「その後、彼らは僕を前に出してくれて自分のレースをすることができたし、僕が苦労しているときに再び順位を入れ替えた」「僕たちはハードタイヤでレースの最後まで走り切りたいと思っていたので悪い判断ではなかったと思う。でも、残念ながら、思い通りには機能しなかった」「リアタイヤにかなり苦しんでいたし、少しタイムを失った。正直、ミディアムでも同じだったので、それについては調べる必要があるけど、ミディアムを履いていたらもう一度ストップしていたと思う」「いずれにしろ、前のみんなはミディアムだった。少なくともレッドブルとセブはね。僕たちは彼らが再びストップすると思っていた。それがハードを選択した理由だ」関連:F1スペインGP 結果 | ルイス・ハミルトンVでメルセデスが5戦連続1-2!
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