F1のスポーティングマネージャーを務めるロス・ブラウンは、2019年のF1世界選手権で新世代の才能が登場することに興奮していると語り、“ポスト・アロンソ世代”の筆頭株としてシャルル・ルクレールの名前を挙げた。今シーズン限りで長くF1界のスーパースターのひとりとして君臨してきたフェルナンド・アロンソが引退。一方で、2019年にはシャルル・ルクレールがフェラーリ、ピエール・ガスリーがレッドブル・レーシングとトップチームに昇格する。
また、アンドニオ・ジョビナッツィがザウバーでF1フル参戦を果たし、F2のトップ3ドライバーであるジョージ・ラッセル、ランド・ノリス、アレクサンダー・アルボンがF1デビューを果たす。ロス・ブラウンは、F1が世代交代の波を迎えていると考えている。「我々はフェルナンド・アロンソを失うが、シャルルはフェラーリ、ガスリーはレッドブルへと進む。ジョジ・ラッセル、ランド・ノリス、アレクサンダ・アルボンもステップアップを果たす。興味深いことがたくさんある」とロス・ブラウンはF1公式サイトにコメント。彼らのうちで最も明るく輝くのは誰になると思うかと質問されたザク・ブラウンは「シャルル・ルクレールはおそらくその世代の先頭に立っていると思う」とコメント。「ルクレールはかなり印象的だった。フェラーリにいることは巨大なプレッシャーをもたらす。彼はまだ厳しいリファレンスを持っていなかったが、それが2019年にやってくる」ロス・ブラウンは、シャルル・ルクレールが新しいチームメイトとなるセバスチャン・ベッテルに対して素早く自分自身を証明しなければならないことに気づいていると語る。「彼はワールドチャンピオン、複数回ワールドチャンピオンを獲得したドライバーとレースをするプレシャーを受けることになるし、彼にとってはかなりチャレンジングな一年になるだろう。だが、私がここまで見た限りでは、彼が立派な仕事をしてくれると期待している」「シャルル・ルクレールがキミ・ライコネンほど融通をきかせるとは想像していない。キミのことを悪く思っているわけではないが、キミはチームの状況がどうなっているかをわかったいたと思う」セバスチャン・ベッテルとフェラーリは、シーズン序盤こそメルセデスに対抗していたが、技術側の阪大の遅れによって大きく失速することになったとロス・ブラウンは考えている。「彼(ベッテル)は何度か非常に良いパフォーマンスを見せていたし、チームを前進させることにおいて大きなっ役割を果たしていた。だが、最終的にセブとチームは結果を出すことができなかった」とロス・ブラウンは語る。「彼らは力強いシーズンを過ごしたが、次のステップを踏まなければならない。そして、それはセブであり、チームだ。私はチーム内の原動力や化学反応、セブのチームとの関係、その全ての仕組みを知っているわけではない」「彼は1つや2つのミスをしたし、それは不幸なことだったが、ドライバーにはそのようなことは起こり得るものだ。チームはいくつかのレースで技術的に間違った判断をしたように思うし、彼らは古いスペックに戻すことで状況を修正していた」