F1フランスGPで今季4度目の入賞を果たしたシャルル・ルクレールだが、今週末のレースではさらに良い結果を出せたはずだと悔しさを口にした。シャルル・ルクレールは、F1フランスGPの予選で決して戦闘力の高くないザウバーのマシンでQ3初進出を果たし、同じフェラーリのエンジンを搭載するハースの2台を上回って8番グリッドを獲得。
決勝では第1スティントでケビン・マグヌッセンと6位を争っていたが、コースオフを喫してニコ・ヒュルケンベルグに順位を明け渡した。終盤にはオープニングラップの接触で後方に下がっていたセバスチャン・ベッテルとバルテリ・ボッタスに抜かれて最終的に10位でフィニッシュ。過去5戦で4度の入賞という素晴らしい結果だが、シャルル・ルクレールはミスによってさらに上位に食い込めなかったことを悔やんだ。「やっぱりもう少し良い結果を期待していた」とシャルル・ルクレールはコメント。「予選後にも言ったけど、ハースはとても強かったし、ルノーもとても強かった。最終的に何よりも驚いているのは僕たちだと思う。僕たちは彼らについていくことができたし、実際、彼らにプレッシャーをかけていた。もちろん、そんなことができるとは思ってもみなかった」「自分自身にちょっとがっかりしている。全体的に僕自身とチームは素晴らしいレースをしたと思うけど、ケビンを追っているときにミスをしてしまった。彼にプレッシャーをかけたいと思っていたし、DRSゾーンに戻っていた。ターン2で彼に近づきすぎてしまった。それでニコ・ヒュルケンベルグに抜かれてしまったし、かなりのタイムと1つ順位を失ってしまった」「だから、ちょっと悔しい。でも、僕たちはこの4~5戦で多くのミスを犯すことなく、スムーズが走りをしてきた。こういうこともあるし、もっと良い結果を出すためにここから学んでいきたい」シャルル・ルクレールは、1回目のピットストップでケビン・マグヌッセンにアンダーカットを仕掛けたが、ピットストップ後にトラフィックのなかでコースに復帰した。しかし、戦略を生かせなかったのは自分のミスだとシャルル・ルクレールは語る。「ケビンにプレッシャーをかけようとしていてミスをする前に僕たちは実際に良い位置にいた。でも、あのミスによって、ある時点でピットストップしなければならなくなった。『OK、これからピットインしる』と話したけど、それがベストな位置ではなく、そのミスによる結果だということはわかっていた」「最終的には9位より良い結果を出せたとは思わない。でも、おそらく1ポイント多く取れるポテンシャルはあった」13位でフィニッシュしたチームメイトのマーカス・エリクソンは、シャルル・ルクレールの走りは、ザウバーには全てのサーキットでポイントを獲得するポテンシャルがあることを示したと考えている。「ミッドフィールドは拮抗していると思うけど、シャルルはかなりのレースでポイントを獲得しているし、僕もバーレーンでポイントを獲得した。僕たちはポイントを獲得してあらゆるタイプのトラックをカバーしていると思う。実際、僕たちが弱い特定のトラックはあまりないと思う」とマーカス・エリクソンはコメント。「僕たちはミッドフィールドの戦いのなかにいる。セットアップなど少しでも間違えば、ポイント外れて、正しくまとめればポイントを獲得できるくらいの接戦だ。でも、僕たちは戦いのなかにいるし、僕たちがやっていることを続けていけば、そのレベルにいられると感じている」シャルル・ルクレールは、フォース・インディアのエステバン・オコンと並ぶ11ポイントを獲得してドライバーズ選手権14位につけている。