元F1ドライバーで現在は解説者を務めるカルン・チャンドックは、ダニエル・リカルドのルノー移籍はチームとドライバーの両方にとって早すぎたと考えている。ダニエル・リカルドは、7勝を挙げた3強チームのレッドブル・レーシングを離れ、ワークスチームとして再建を進めているルノーF1チームに今年から移籍する。
カルン・チャンドックは、ルノーF1チームがダニエル・リカルドの期待に応える体制を整えるには移籍は1年早かったのではないかと考えている。「“トップドライバー”であるリカルドが加わることでルノーは少し気が緩んでしまうのではないだろうか」とカルン・チャンドックはオートスポーツ・インターナショナル・ショーで語った。「彼らにとってトップドライバーを迎える準備が本当に整うにはおそらく1年早かった。ランキングを4位で終えられれば、彼らにとって良い一年だと思う。棚ぼたで表彰台を獲得して、4位としての地位を確立できるかもしれない」「昨年、彼らはペースという点でフォースインディアやハースを明確に引き離していたわけではなかったし、今年はそうする必要がある」「彼らはトップチームになるための道を歩んでいるマニュラクチャラーチームであり、はっきりとベスト4の座を確固たるものにしなければならない」カルン・チャンドックは、2019年もミッドフィールドの競争の激しいままだと考えており、ルノーF1チームが、メルセデス、フェラーリ、レッドブル・レーシングに近づけないだけでなく、コンストラクターズ選手権4位も厳しいかもしれないと考えている。「フォースはインディアは新たな投資と資金がもたらされることになったし、ハースは素晴らしい1年を過ごし、フェラーリとの協力でそれをさらに強化したいと考えている」とカルン・チャンドックは語る。「マクラーレンとウイリアムズはどちらもより良いシーズンにしようとしているし、トロロッソは過去よりもレッドブルとの密接に強力している。それにザウバーにはキミ・ライコネンが加入する」「2019年のミッドフィールドバトルはエキサイティングなものになるだろう。どのチームが4位でフィニッシュすることに成功するかを見るのは興味深い」