ケータハムは、自社の風洞プログラムをドイツ・ケルンにあるトヨタ・モータースポーツ(TMG)のハイテク施設に移しつつあることを明らかにした。ケータハムのチーム代表シリル・アビデブールは、かつてトヨタF1チームの本拠地であり、昨シーズンはフェラーリが使用した風洞を利用することで、ケータハムも他のF1チームと技術的に同じ階層に入れると述べた。
「TMGの施設では、これまで使っていた50%縮尺よりも大きい60%縮尺のマシンを走らせることができるので、こ風洞で生成されるデータの精度向上という明らかなメリットがある」「そこにデルとインテルとの提携強化を組み合わせることで、我々の設計部門のITインフラは、他のどのF1チームにも引けを取らない風洞が整ったと言ってもよいだろう」2013年シーズンのコンストラクターズ選手権で最下位で終えたケータハムだが、チームオーナーのトニー・フェルナンデスは「本格的な進歩を遂げる準備がすべて整った」と自信をみせている。