カルロス・サインツは、土曜日の夜、フリー走行3回目の事故後に搬送された病院を退院した。午前中に行われたF1ロシアGPの最終フリー走行の中盤、カルロス・サインツはターン13で激しいクラッシュを喫し、マシンはバリアに深く突っ込んだ。マシンから救出されたカルロス・サインツは救急車でサーキットのメディカルセンターに運ばれた後、さらなる検査のため地元ソチの病院にヘリコプターで搬送された。
当初は予防措置のため一晩の入院が予定されていたが、検査の結果、負傷はないと診断され、カルロス・サインツはすでに出ている。決勝レースに出走できるかどうかは日曜の朝にFIAドクターの診察を受けて決定される。 カルロス・サインツは自身のTwitterに「病院を出たよ! ソチの病院の皆さん、サーキットのマーシャルの皆さん、いろいろと本当にありがとう!」と投稿した。 トロ・ロッソのチーム代表フランツ・トストは「カルロスが元気で、退院できたことに感謝している。我々にとっては何よりの知らせだ!」とコメント。「今夜はゆっくり眠ってほしい。明日の朝にFIAのメディカルチェックを受けた上で、レースに参加できるかどうかを判断することになる」また事故の原因については「状況を整理すると、カルロスは事故の前にスーパーソフトタイヤでロングランを終えていた。その後ソフトに交換してさらに2周を走行した。ソフトではグリップレベルが低くなる。加えて彼はステアリングでブレーキの状態を変更していたため、ブレーキがリア寄りになっていた。こうした2つの要因の組み合わせがリアをロックさせ、マシンをコントロール不能にした可能性がある」と説明した。