F1カナダGPの会場となるサーキット・ジル・ビルヌーブ・サーキットの新しいピットビルディングが公開された。2029年まで契約を結んでいるF1カナダGPは、元F1最高責任者のバーニー・エクレストンが合意した最後の案件のひとつであり、モントリオールとレースプロモーターは3900万ドル(約42億7000万円)の新しい施設にコミットしていた。
1988年にスタート/フィニッシュ ストレートが移動された古いピットビリディングは、昨年のF1カナダGP終了後に壊されていた。残すはピットレンの路面と内装がとなっている。レースのプレジデント兼プロモーターのフランソワ・ドゥモンティエは「厳しい冬となったため、アスファルトを敷くことができなかった。我々がモントリオールで慣れ親しんでいるより、本当に寒く、長い冬だった」とコメント。「それは別として、彼らは素晴らしい仕事をしてくれた。先週ビルディング周りのアスファルトを敷いた。それについて非常に満足している。とても素敵なものになるでしょう。」エネルギー効率とサスティナビリティを念頭に置いて建築されたビルディングは、すでにカナダ王立建築研究所から賞を受賞している。ガレージには初めて本格的なホスピタリティ施設が設けられ、歩道の幅が狭められたことでガレージの後方は以前よりも湖に近くなった。チームのホスピタリティーユニットは、水上を跨いだプラットフォームのままとなっている。この新しい施設には、残りのシーズンで貸し出し可能なメディアセンターが含まれており、建設コストの正当化に役立つ追加の収入を生み出す。「メディアセンターは残りのシーズンにイベント会場になる。市がその面倒を見ていく。モントリオールの街並みを一望できる非常に人気のあるものになると思う」とフランソワ・ドゥモンティエは述べた。いくつかのサーキットの将来は疑わしいままとなっているが、長期契約を結んでいるモントリオールの立場が安泰だ。「我々は2029年までの長い契約を有しているのは非常に幸運だが、起こっていることを見ることは常に興味深い。私はそれらの多くを知っているので、彼らとF1の両方の最善を願っている」
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