ダラーラのファクトリーでブルーノ・セナのシート合わせを終えたカンポスのメンバーは、F1初シーズンの準備に自信をみせている。「ダラーラを訪問するたびに、クルマの進捗はより明白になっているし、風洞作業の段階で開発状況をみて、最終的な規模がわかり始めている」とエイドリアン・カンポスは語る。ダラーラの作業を監督しているカンポスのエンジニアのアントニオ・クケレラは、カンポスが2010年のレースに向けて有利にスタートすることができると語る。
アントニオ・クケレラは、スーパーアグリでアンソニー・デビッドソンのレースエンジニアを務め、その後はBMWザウバーでロバート・クビサのレースエンジニアをしていた人物。「プロジェクトは本当に進んでいるし、我々はすでに内部的なすべてのホモロゲーションテストをパスしている」「ダラーラは何カ月も非常に懸命に作業してくれているし、これまでの結果には本当に満足している」「現在のマシン開発の進歩とダラーラから提供されるデータのおかげで、我々は2010年にF1グランプリが開催されるほぼすべてのサーキットで最初のシミュレーションを行うことができた」ブルーノ・セナも現在の進捗、特にシートフィッティングには満足しているようだ。「マシンに座ってシートを合わせをして、ダラーラが正確な僕の身長や体格を考慮してシートを鋳型して仕立てることができたことは、2月のF1合同テストに参加するためのさらなる前進だ」「僕は以前にダラーラが作ったマシンでレースをしたことがあるので、彼らの経験や品質、作業方法を完全に信頼している」「僕たちは新しいチームだし、確かに始めは苦労するかもしれないけど、この方向で作業を続けられれば、最初のシーズンで良いデビューを飾ることができると思う」