カンポス・グランプリが、2010年のF1エントリーを承認され、来シーズンから新たにF1に参戦することとなった。カンポス・グランプリは、元F1ドライバーであるエイドリアン・カンポスが1998年に設立したカンポス・レーシングが母体。カンポス・レーシングは、ユーロF3からGP2まで幅広いカテゴリーに参戦。各カテゴリーで多くの勝利をおさめ、2008年にはGP2シリーズのタイトルを獲得している。
エイドリアン・カンポスは、2007年にスーパーアグリを試みた人物としても有名。その後、エイドリアン・カンポスは、GP2チームを売却し、F3チームに運営しながら、F1チーム設立に専念しはじめた。カンポス・レーシングは、スポンサー獲得やPR、マーケティングを専門とするスポーツエージェンシーであるスペインのメタ・イメージ社と共同で運営される。本拠地はスペインのマドリッドに置かれ、マーケティング部門と管理部門が設置される。テクニカルセンターは、バレンシアのリカルド・トルモ・サーキットから25kmの場所にある現在のカンポス・レーシングの本部に設置される。現在この施設では、カンポス・レーシングのF3、メキシコA1GP、バルワ・インターナショナルGP2チームのマシンが設計・開発されている。2010年FIAフォーミュラワン・ワールドチャンピオンシップへの参戦申請の一部として、カンポスはコスワースによるエンジン供給、ダラーラ・オートモービルおよびXtracとの技術提携に同意している。関連:2010年 F1エントリーリスト発表 - 2009年6月12日