マクラーレンは、2016年にジェンソン・バトンがウィリアムズへ復帰することをブロックするかもしれない。ジェンソン・バトンは、2016年のドライバーマーケットの混戦に巻き込まれている。イギリスのレポーターらは、ジェンソン・バトンの契約に存在する一方からの“オプション”に触れ、マクラーレン・ホンダがジェンソン・バトン継続を選んだ場合、ジェンソン・バトンが離脱する道が塞がれることになると述べた。
ウィリアムズのバルテリ・ボッタスがキミ・ライコネンの後任としてフェラーリに移籍した場合、その空席を占める第一候補がジェンソン・バトンだと見られている。ジェンソン・バトンは、20歳のルーキーだった2000年にBMWエンジンを積んだウィリアムズとサインを交わし、ラルフ・シューマッハのパートナーとしてF1デビューを果たしている。Times は「信頼性とパワーが不足するマシンを抱えるバトンとフェルナンド・アロンソは、公の場では穏やかさを保ちながらも、2人の間では怒りで髪を掻き毟っている」と伝えた。Telegraph も「ウィリアムズへ夢の復帰をするというジェンソン・バトンの願いは、彼の将来を左右するカードを握るマクラーレンによってブロックされるかもしれない」と報道。同紙は、ケビン・マグヌッセンとストフェル・バンドーンというドライバーたちにも言及。「バトンが引退の意向を示せば、2人の若手が出番を待っているマクラーレンは拒まないだろう。しかし、バトンがウィリアムズへの移籍を目論んでいるならば、マクラーレンが彼の道に立ちふさがる可能性がある」また、Daily Mailは「ジェンソン・バトンはマクラーレンとの現契約によって、物語のようなウィリアムズ復帰を拒まれるかもしれない」と報じた。各紙に共通する見方は、人気と才能を兼ね備え、経験豊富なジェンソンン・バトンがウィリアムズに戻ってくれば、プライベーターである同チームにとって重要な“スポンサーシップ交渉”の大きな助けるのではないかというものだ。ハンガリーで将来について質問されたジェンソン・バトンは、その話題をかわしたが、現在の心情については次のように語っている。「チームメイトと戦い、マシンパフォーマンスを見出していくという2つの要素が、僕の心を前向きにさせてくれる。今でもポジティブだけど、レースで勝っているときほどではない。そのことを口にしても僕は構わない」