セバスチャン・ブエミは、今週末のF1ポルトガルGPでレッドブル・レーシングおよびアルファタウリ・ホンダのリザーブドライバーとしてアルガルベ・サーキットのパドックに久々に姿をみせた。セバスチャン・ブエミは、長い間レッドブルチームと関係があり、2009年から2011年まではジュニアチームであるトロロッソからF1に参戦している。
今年、レッドブルは両方のF1チームのリザーブドライバーとしてセルジオ・セッテ・カマラを指定していたが、スーパーフォーミュラに参戦するブラジル人は新型コロナウイルスによる渡航制限によって開幕2戦を逃した後、第3戦から参戦を果たして日本に滞在している。新型コロナウイルス感染などによって必要になった場合、セバスチャン・ブエミは、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンまたはアレクサンダー・アルボン、アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーまたはダニール・クビアトの代役として参戦することになる。2011年にF1を離れて以来、セバスチャン・ブエミはスポーツカーレースで成功を収め、トヨタとともにWECで3回(2014、2018-19)、ル・マン24時間レースで3回(2018、2019、2020)優勝している。また、フォーミュラEでもフルタイムでレースを行い、2015-16年のチャンピオンシップを獲得。同シリーズでの最多勝利である13勝という記録を保持している。セバスチャン・ブエミがF1マシンをテストしたのは、2019年にシルバーストンで行われたピレリのタイヤテストが最後となっている。今年ここまでレースに参戦したリザーブドライバーは、シルバーストーンの2戦でセルジオ・ペレス、F1アイフェルGPでランス・ストロールの代役を務めたニコ・ヒュルケンベルグだけとなっている。F1アイフェレウGPで、ニコ・ヒュルケンベルグは、ランス・ストロールが決勝に出場できないと判断された土曜日の際にケルンからニュルブルクリンクに急遽移動し、予選から出場して8位でレースを終えた。今週、ランス・ストロールが新型コロナウイルスに感染していたことが明らかになったこともあり、ニコ・ヒュルケンベルグも今週末はレーシング・ポイントF1とともにアルガルベ・サーキットに参加している。