ピレリは、2021年 F1世界選手権 第10戦 F1イギリスGPの決勝で各ドライバーが使用可能な持ちタイヤ数を発表した。ピレリは、シルバーストンに昨年のF1イギリスGP(2020年のシルバーストンでのダブルヘッダーの最初のレース)と同じC1(ハード)、C2(ミディアム)、C3(ソフト)をノミネート。タイヤに大量のエネルギーを供給するサーキット特性に合わせてレンジで最も硬いコンパウンドを選択した。
ピレリによると、F1イギリスGPの最速の戦略はミディアム-ハードと繋ぐ1ストップ。この場合でのミディアムのウインドウは20周から25周となる。2番目に速い戦略はソフト-ハードと繋ぐ1ストップで、この場合のソフトのウインドウは14~18周となる。日曜日のグランプリのタイヤルールは、すべてのドライバーがスタート用のタイヤを自由に選択できることを除けば、変更はなく、ハードとミディアムのどちらか1セットを必ず使用しなければならない。マリオ・イゾラ (ピレリF1およびカーレーシング責任者)「今日は初のスプリント予選で何か違うことを試すチャンスだった。短いレースだったが、グリッド上では4人のドライバーがトレンドに逆らってソフトタイヤを選択し、その中には3番手からスタートし、同順位でゴールしたボッタスも含まれてるなど、早くも異なる戦術が見られた。暖かい気候の中、ドライバーが最初から最後まで最大限にプッシュしたレースでソフトタイヤの性能を維持することは明らかに難しいことだった。しかし、フェルナンド・アロンソは、ソフトタイヤを履いて序盤にスタート位置から6つ順位を上げ、最終的には4つ順位を上げてフィニッシュした。ミディアムのC2は、シルバーストンの速いコーナーや高い負荷にもうまく対応している。そのため、明日のレースのスタート時には最も人気のある選択となるだろう。今日のスプリント予選でも限界までプッシュしてタイヤにブリスターが発生していたが、グランプリでは気温がさらに高くなる予報のためタイヤマネジメントが重要になるだろう」
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