ブリヂストンが、F1シンガポールGPの展望を語った。2010年F1世界選手権第15戦シンガポールGPが9月24日〜26日に開催される。F1唯一のナイトレースとなるシンガポールGPで、ブリヂストンはミディアム、スーパーソフト両コンパウンドを使用する。シンガポール市内マリーナ湾地区のストリートコースで行われるナイトレースは、初開催となった一昨年と昨年のいずれもエキサイティングなレースが展開された。全長5.01kmのサーキットは、多くのストレートと低速コーナーが混在する、ブレーキングとタイヤのトラクションが重要なコースである。
安川ひろし (ブリヂストンモータースポーツ推進室長)「シンガポールはアジアの重要な中核都市であり、F1とブリヂストンにとって素晴らしい場所です。私たちは今年で3回目になるシンガポールGPを楽しみにしています。今シーズンはアジアでF1が3戦連続で開催され、シンガポールGPはその最初のレースになります。私たちにとって最後となるF1を効果的に利用することが大切になります。この素晴らしいイベントでエキサイティングなナイトレースが見られるよう期待しています」 浜島裕英 (ブリヂストンMS・MCタイヤ開発本部フェロー)「シンガポールはストリートコースですから、まずF1マシンが走ることで路面がきれいになり、その後タイヤのラバーが乗ってグリップが良くなるなど、大幅な改善が見られるでしょう。つまり路面状況が刻々と変化するので、適切なセットアップを見つけるのが難しくなるということです。このサーキットを初めて訪れた一昨年は路面がバンピー(でこぼこ)でしたが、昨年は良くなっていました。通常はグランプリ以外の目的で使用されている一般道なので、2010年はどのような路面になっているか興味があります」