トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーは、F1ハンガリーGPの予選で初のQ3進出を果たして8番グリッドを獲得した。予選開始直前に天候が急変し、黒い雲に覆われたハンガロリンクには、雷雨が降り注ぐ。ブレンドン・ハートレーはインターミディエイトタイヤでコースインした。
しかし、雨は徐々に弱まりコンディションが回復し始めたため、ウルトラソフトタイヤに交換。セッション終了直前にベストタイムを更新しし、ブレンドン・ハートレーは1分18秒429で11番手でQ1突破を果たす。回復傾向と思われた路面だったが、Q2が始まる頃にまた雨が強くなり、開始とともにウルトラソフトタイヤでコースインしたブレンドン・ハートレーはすぐにインターミディエイトタイヤに交換。徐々に悪くなるコンディションに対応して、早めにタイムアタックを仕掛ける。ハートレーは1分32秒590をマーク。ここから雨は次第に強くなり、タイムを伸ばすことが難しいコンディションとなる。しかし、セッション序盤にタイムを出したことが功を奏し、ハートレーは7番手となり、今シーズン初めてQ3進出を決めた。Q3は完全なウエット状態で開始。走行するクルマによってコンディションは少しずつよくなる状況の中、ハートレーは周回を重ねるごとにタイムアップしていき、ブレンドン・ハートレーは1分38秒128で8番手となり予選は終了。難しいコンディション下でタイミングよくアタックを仕掛け、チームとドライバーが一丸となって好結果を得た予選となった。明日の決勝ではブレンドン・ハートレーは4列目からのスタートとなり、上位進出を目指してレースに挑む。「状況の変化に対応するのが難しい予選だったけど、今日は初めてQ3まで進出できてとても嬉しかった!」とブレンドン・ハートレーはコメント。「Q3の終盤にいくつか小さなミスをしてしまい、ほんの僅かな差でピエールに届かず8番グリッドを獲得した。チームの用意してくれた素晴らしい作戦と適切な指示のおかげで、予選を通してとても気持ち良く走ることができた」「昨日から常に10番手前後のポジションをキープしていたので、今日の予選で両マシンともそれ以上の結果を出せたことは大きな前進だと思うう」「このコースは抜くのがとても難しいので、明日のスタートと最初の周をミスなく走る必要がある。先行車についていくような作戦となるかもしれないけど、このまま決勝ではポイント獲得を目指してがんばる」関連:F1ハンガリーGP 予選:波乱の雨でルイス・ハミルトンがPP獲得
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