ブレンドン・ハートレーは、F1オーストリアGPで完走できていれば、トロロッソ・ホンダにはポイントを獲得できるポテンシャルがあったと考えている。ハートレーは54周目にマシントラブルによってリタイアしている。ホンダF1は、予選終了後にブレンドン・ハートレーのパワーユニット交換を行い、グリッド降格ペナルティーを科されたが、予選順位通りの10列目19番手からのスタート。
なお、パワーユニット交換はトラブルによるものではなく、予選結果と今後のパワーユニット使用予定を踏まえた戦略的なものとしている。スーパーソフトでスタートしたブレンドン・ハートレーは、第1スティントを延ばし、10番手まで順位を上げていた54周目にマシントラブルによってスローダウンしストップ、その場でリタイアとなった。「ペースは本当によかったし、僕にはポイントを獲得する本格的なチャンスがあった。僕たちは本当に長く走っていたし、最後にウルトラソフトに交換する計画だった」とブレンドン・ハートレーは Motorsport Week にコメント。「順位を上げることはできたはずだし、ポイントは間違いなく可能だった」来季からホンダのF1パワーユニットを搭載するレッドブルは、ブレンドン・ハートレーの故障の原因を調査しているが、ハートレーは何も心配することはないと主張する。「リアに振動があったので、最初はパンクかと思ったけど、原因ははっきりしていない。今晩それを突き止め、次戦のシルバーストンにはさらに強化して臨めればと願っている」「何が壊れたのかはまだわからないけど、ホンダとは関係のないものだし、クルマのリアの何かの不具合だ。何かに大きな影響があったわけではないし、まだ調査しているところだ」F1オーストリアGPをノーポイントで終えたトロロッソ・ホンダは、コンストクターズ選手権8位を維持してはいるものの、ダブル入賞を果たしたザウバーに6ポイント差まで迫られており、フォース・インディアとの差は23ポイントに広がった。