ピレリは、2021年 F1世界選手権 第19戦 F1ブラジルGPの決勝で各ドライバーが使用可能な持ちタイヤ数を発表した。ピレリは、インテルラゴス・サーキットにC2(ハード)、C3(ミディアム)、C4(ソフト)と昨年よりも1段階柔らかいコンパウンドをノミネートしている。決勝ではハードとミディアムのいずれか1セットを使うことが義務付けられるが、スプリント予選の週末には各ドライバーはスタートタイヤを自由に選ぶことができる。
ピレリによると、F1ブラジルGPの最速のタイヤ戦略はミディア-ハード-ハードと繋ぐ2ストップ。この場合は第2スティントのハードのウインドウが42周から47周となる。2番目に速い戦略はミディアム-ハード-ミディアムと繋ぐ2ストップで、この場合の第2スティントのウインドウは47~52周となる。メルセデスとレッドブル・ホンダは両ドライバーともにハードとミディアムの新品を2セットずと残しており、どちらの戦略も可能となる。フェラーリ勢は新品のハードが1セットしかなく、2番目に最速の戦略を採用すると考えられる。マリオ・イゾラ(ピレリF1およびカーレーシング責任者)「平均的な路面温度でのハイレベルなトラックエボリューションは、スプリントにソフトを選択肢として戻した。ソフトタイヤのエクストラスピードは、メルセデスのボッタスとフェラーリのサインツがエクレセントなスタートで上位2位に躍り出るなど序盤は助けになったかもしれない。その後、レース後半ではソフトタイヤのマネージングが問題となり、ボッタスはスプリントを見事に制し、明日のグランプリをポールからスタートする。明日は、予想される気温の上昇により、理論的にはすべてのコンパンドが役割を果たす2ストップレースになると予想している。スプリント中にソフトとミディアムの両方が広く使用され、多くのチームが戦略を分割したことで、分析するデータは豊富にある」
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