ロス・ブラウンは、フェラーリに十分な競争力があれば、ミハエル・シューマッハが今シーズンのレースに勝つと確信していると語る。負傷したフェリペ・マッサに代わってヨーロッパGPでF1復帰を果たすミハエル・シューマッハだが、今季マシンF60をドライブしておらず、バレンシア市街地コースを走行したこともない。しかし、かつてミハエル・シューマッハとともにフェラーリでタイトルを獲得してきたロス・ブラウンは、元世界チャンピオンであるシューマッハは競争力があると確信している。
「私は彼が強いと確信しているよ」とロス・ブラウンは語る。「2006年のブラジルでの素晴らしいレースをまだ覚えている」「もちろん、彼がマシンに慣れなければならないのは明らかだが、彼がもしシーズンの残りのレースで勝てないなら、それは彼が悪いのではなく、フェラーリが勝てるポジションにいないということだ」「彼にとっては、マッサの酷い事故の後で、昔のチームの必要に応えることは自然なことだった。また私の考えでは、もうひとつ考慮することがある。今回は限られた時間であるということだ」「つまり、ミハエルはいつも通りの決心し、本気でも戻ってくるが、何よりも楽しもうとしている。個人的に、私は興奮しているし、彼と仕事で会うのを待ちきれないと思っていることを認めるよ」ロス・ブラウンは、シューマッハにとってスリックタイヤは未知数だと思っているが、それでさえ大きな問題にはならないと考えている。「F1は運転するという点ではあまり変化はない。ミハエルが直面する最大のことはスリックタイヤだ。でも、スリックタイヤはマシンの挙動がより予想しやすいので、不利にはならないだろう」「彼がバレンシアを知らないのも事実だ。しかし、シミュレーターが彼を助けるだろうね」