バルテリ・ボッタス(35歳)は、2026年からF1に参入するキャデラックF1チームのドライバーに決定した。2024年にキック・ザウバーを離れ、2025年はメルセデスのリザーブドライバーを務めていたボッタスにとって、再びレースシートを手にする形となる。メルセデス在籍時には通算10勝を挙げ、2017年から2021年にかけてチームのコンストラクターズ選手権5連覇に大きく貢献した。豊富な経験を持つ彼は、新規チームにとって理想的なリーダー役と見なされている。
「キャデラックF1チームと話し始めた時から、特別なものを感じた」とボッタスは語った。「これは単なるレースプロジェクトではなく、長期的なビジョンだ。ゼロから築き上げ、F1にふさわしいチームにしていく機会はそう多くない。だからこそ、この挑戦は自分にとって非常に特別なんだ」「世界最高峰のチームと仕事をしてきた経験から、すでにこのプロジェクトに同じプロフェッショナリズムとハングリー精神を感じている」「キャデラックはアメリカ・モータースポーツの象徴であり、その物語がF1という世界舞台に広がることは感慨深い。アメリカのスピリットを世界のサーキットで示すことを楽しみにしている」と述べた。キャデラックF1のグレアム・ロードン代表は「経験豊富な2人の加入は、我々の決意を表すものだ。彼らのリーダーシップと本能、そしてスピードはチームにとって極めて重要だ」とコメント。ダン・トーリスCEOは「ボッタスとペレスは単なるドライバーではなく、我々の価値を形作る協力者だ」と強調した。GMのマーク・ロイス社長も「2人は勝利への情熱と経験を兼ね備えた理想的なラインナップだ」と述べ、期待を寄せた。
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