バルテリ・ボッタスは、困難な2018年F1シーズンに耐えた後、メルセデスF1を退団することを検討していたと認める。2018年のF1世界選手権ではチームメイトのルイス・ハミルトンが自身5回目のF1ワールドチャンピオンを獲得した一方で、バルテリ・ボッタスは1勝も挙げることができず、ドライバーズ選手権を5位で終えた。
F1ロシアGPでは、ポールポジションからレースをリードしていたが、ルイス・ハミルトンを勝たせるためにチームーオーダーを出され、F1アゼルバイジャンGPでは勝利を目前にパンクに見舞われる不運もあった。2018年を振り返ったバルテリ・ボッタスは、シーズンが精神面に大きな犠牲をもたらし、2019年シーズンにむけて再び焦点を合わせるのに時間がかかったことを明らかにした。「いくつかの挫折から始まり、年末にかけてさらに悪化した」とバルテリ・ボッタスは GP Racing のインタビューの中で語った。「その年の終わりは、対処するのが本当に大変だったのを覚えている」「明らかに、物事はうまくいっていなかったし、週末ごとに打ちのめされていた。運にも恵まれなかったし、シーズン全体で1勝もできなかった」「それが自分に本当に影響を与えているのが分かった。もう最高の状態で運転していなかった。自信が低下し、スポーツの楽しみが消えていた。最後までなんとかやりきった。毎週末、全力で頑張っていたけど、シーズンが終わると本当に疲れていた」「身体的には大丈夫だったけど、精神的には大変だった。1月上旬までずっと『チームに電話して、OK,それ僕だ。仕事は終わったと伝えるべきだ」と考えていた」「でも、そのあとスイッチのようなを見つけた。基本的に『f**k!諦めてどうする』という感じだけどね。全体像を見なければならなかった。今辞めたら一生後悔するだろうとね」