メルセデスF1のバルテリ・ボッタスは、2020年のF1世界選手権 第16戦 F1サヒールGPの決勝を8位でフィニッシュ。ピットストップでの問題がなければ、ジョージ・ラッセルが優勝してだろうと負けを認めた。ポールポジションからバルテリ・ボッタスだったが、スタートでジョージ・ラッセルにトップを奪われて2番手でレースを展開。終始2秒ほどのギャップを築かれた。
そして、ダブルピットストップ時のチームのジョージ・ラッセルのタイヤ交換ミスで煽りを受けて古いタイヤでコースに復帰したバルテリ・ボッタスはズルズルと順位を落として8位でレースをフィニッシュした。「僕たちにとって本当に悪い日だった」とバルテリ・ボッタスはコメント。「スタートは素晴らしいものではなかったし、ホイールスピンがあり、良い発進ができなかった。ジョージは良いスタートを切って、そこからレースをコントロールできていた」「第2スティント序盤はかなり有望そうだったし、ペースも良く、ジョージとのタイムを縮めていった。セーフティカーがなければ、ジョージと僕は最後まで素晴らしい戦いをしていただろう」「セーフティカー中のピットストップでタイヤになんらかの取り違えがあって終わりだった。何が起こったのかはまだよく分からないけど、以前に履いていたのと同じ古いハードタイヤでピットを離れた。当然、理想的なストップではなかった。ポジションを失い、フレッシュなラバーを手に入れることができなかった。それによってセーフティカーのリスタートは非常にトリッキーだったし、古いタイヤでさらに多くのポジションを失った」「後から批判するのは簡単なことだけど、僕たち全員が一緒だし、通常であれば、チームはこのような状況に本当に鉄壁だ。だから、内部で十分に調査して、そこから何が学べるかを見ていきたいと思う」「今日、ジョージは素晴らしい仕事をしていたし、本当に不運だった。あれがなければ彼はこのレースに勝っていたと思う。全体的にチームにとって難しい日だったけど、数日後にコースに戻るし、好調でシーズンを終えるために全力を尽くすつもりだ」ジョージ・ラッセルよりも上位でフィニッシュしたバルテリ・ボッタスだったが、内容としては負けだった。2022年にメルセデスのF1シートを巡って、このレースの話題がぶり返されるのは必至だ。