メルセデスのバルテリ・ボッタスは、F1アブダビGPの決勝レースで最後尾からスタートして4位入賞。だが、シャルル・ルクレール(フェラーリ)に0.9秒差で表彰台に届かなかったことで喜びは控え目だ。「最も簡単なレースではなかった。序盤にDRSが使用できない状況で20周近くで周回を重ねたことで、順位を上げるのがますます困難になりました」とバルテリ・ボッタスはコメント。
ボッタスは1周目だけで6つ順位を上げ、10周目にはトップ10に入った。19周目にDRSが有効になったときにはフェラーリのダブルピットストップのあかげですでに4番手まで順位を上げていた。29周目にピットストップを行って、ハードタイヤに交換したバルテリ・ボッタスは、セバスチャン・ベッテルとアレクサンダー・アルボンを抜いて4番手を取り戻した。シャルル・ルクレールに1秒足らずで表彰台を逃したが、326ポイントを獲得してランキング2位はボッタスにとってこれまでで最も成功したシーズンとなった。「試してみて、これ以上何もできなかったと感じているので、今日はかなり満足している」とバルテリ・ボッタスは付け加えた。「表彰台に立ればよかったけど、それは問題ではない。全力を尽くしたと感じている。それが重要なことだ」バルテリ・ボッタスの次のミッションは、2020年のドライバー選手権でチームメイトのルイス・ハミルトンを倒すことになる。「今年のすべてのミスから学び、特定のミスを犯した理由、それを引き起こした原因、回避する方法を詳細に調べていく」とバルテリ・ボッタスはコメント。「それらを理解できると確信しているし、今シーズンから自信がついているし、4位でフィニッシュはしたけど、メルセデスのクルマでは素晴らしい結果ではない。でも、それはシーズンのベストレースのひとつだったのでそれについては満足している」バルテリ・ボッタスは、2020年はレッドブル・ホンダとフェラーリとの実力差が収束することがさらに困難になると考えている。「理論的には、それほど多くの変化はないけど、すべてが難しくなっているし、僕たちは今シーズン後半にそれを目にした。3チームが常にポールと勝利のために戦っていた」「楽しいことになるだろう。好調でいれば、勝利とポールを獲得できるはずだ」