メルセデスのバルテリ・ボッタスは、F1プレシーズンテストで予選パフォーマンスを追求する必要性はなかったため、まだ1発の速さは“未知”はあるものの、それほど心配はしていないと語る。F1バルセロナ合同テストでは、フェラーリのセバスチャン・ベッテルが最速タイムを記録。メルセデスのルイス・ハミルトンのベストタイムは1.3秒差であり、バルテリ・ボッタスはさらにコンマ1秒遅れている。
だが、メルセデスはレースシミュレーションでは圧倒的な速さを見せている。バルテリ・ボッタスはロングランに集中していたため、2週間後のオーストラリアGPの予選までメルセデスの純粋なペースはわからないと語る。「ロングランとレースシミュレーションは非常にポジティブだった」とバルテリ・ボッタスはコメント。「僕たちが全員より1秒前にいるとは思わないし、そうはならないだろう。でも、ポジティブだった」「何度かレースシミュレーションを経験して、ロングランでのタイヤとクルマの感触を掴めたのは素晴らしいことだ」「テストでは車で様々なことを試して、快適に感じるためにより多くの時間を割いた。ルイスもほぼ同じことをしていた」「僕たちにとって純粋な一発ペースは未知数だと言わなければならないけど、2週間後にはわかると思う」バルテリ・ボッタスは、メルセデスはテストで「絶対的な最大値を達成する必要性を感じていなかった」と述べ、新車『W09』は予選仕様でうまく反応するはずだと自信をみせている。「予選セッティングなどの全てを適切にまとめれば、クルマがどれくらい速く走れるかを示せることはわかっている」とバルテリ・ボッタスはコメント。「テストでは、異なるセッティングで一貫性のある走りをして、実際の違いを見極めて最大限の学習を目指している。タイムシートよりも自分たち自身に焦点を合わせている」昨年、バルテリ・ボッタスは、ニコ・ロズベルグの電撃引退後、1月にメルセデスと契約。プレシーズンテストはメルセデスに慣れることに費やされた。今年、メルセデスはラップタイム的には地味なテストを選んだが、バルテリ・ボッタスは2018年マシンの競争力について多くのことを学べたと語り、“セットアップとコース上での自分のパフォーマンスに集中するために多くの時間を割くことができた”と述べた。「慣れなければならないことはそんなに多くなかったし、かなりスムーズだった」とバルテリ・ボッタスはコメント。「間違いなく良いクルマになっていると感じている。新しい路面によってトラックは速くなっていつぃ、クルマはグリップが増えているように感じるので注意する必要がある」「ここまでのクルマのハンドリング、全体的なバランス、挙動は間違った方向には進んでいないと思う」「僕たちはいくつか改善しているし、バランスはよりまとまっている。僕のドライビングスタイルにより合っているかどうかはわからないけどね。クルマに適応するのは僕次第だ。良いスタートが切れていると思う」
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