バルテリ・ボッタスは、F1中国GPでの最終スティントのミディアムタイヤのグリップを“酷い”ものだったと述べた。バルテリ・ボッタスは、オープニングラップの1コーナーでのセバスチャン・ベッテルとキミ・ライコネンの接触を避けるためにコース外に逃げたことで、大きく順位を失ったが、そこから追い上げをみせ、一時は2番手を走行していた。
しかし、ミディアムタイヤを装着した最終スティントで徐々に後退ていき、最終的に10位でフィニッシュしている。ウィリアムズがミディアムタイヤでのペースに苦戦したのはバーレーンに続き2戦連続となる。「フェラーリ同士の接触から何も得ることができなかったのは残念だった」とバルテリ・ボッタスはコメント。「とにかく多くの順位を失ってしまったし、僕のレースはちょっと妥協を強いられてしまった」「最終スティントまではOKだった。順位を上げることができたし、ペースもOKだった」「でも、その後のミディアムタイヤはとにかく酷かった。特にスティント終盤の全体的なグリップは酷いものだったし、かなり苦しめられた」ウィリアムズのパフォーマンス責任者を務めるロブ・スメドレーは、バルテリ・ボッタスのペースに驚いたことを認め、ロシアGP前にファクトリーで分析すると述べた。「ミディアムタイヤの最後に彼はちょっと元気がなかったし、調べてみる必要がある。まったく彼らしくなかったからね」とロブ・スメドレーは述べた。「通常であれば、彼はタイヤをセーブして、その最大限を引き出すのが得意なので、何が起こったのかを調べ、次のレースでより強くなって戻りたい」「我々はマシンセットアップについていくつか良い決定をしていた。それはミッドフィールドでペースを与えていた」「我々にはもっと多くのペースが必要だ。ここは我々が望んでいる場所ではないからね。コンマ2〜3秒が大きな差を生む」関連:【動画】 2016 F1中国GP 決勝レース ハイライト