ウィリアムズは、バルテリ・ボッタスのシートとペダルの位置を変更してF1オーストラリアGPの欠場を招いた背中の怪我の再発を防ぐことにした。 F1オーストラリアGPの予選Q2で、バルテリ・ボッタスは腰に刺されたような痛みを感じたといい、軟組織に損傷を負っていたことが明らかになった。翌日のレースは、FIAの許可が下りずに出場できなかったが、この2週間は理学療法士とリハビリに取り組み、F1マレーシアGPで復帰できることになった。
26日(木)に元気な姿を見せたバルテリ・ボッタスは、ウィリアムズが再発を防ぐために必要な措置をとったと説明した。 「良くなったと」とバルテリ・ボッタスは背中の状態についてコメント。「痛みがなくなって良かったよ! 原因については見当がついているので、シートとペダルの位置を大幅に変更した。それによって背中がクルマの中でよりニュートラルなポジションになったし、椎間板への負担が減る。これで解決できるはずだ。腰やお尻周りの筋肉も鍛えたしね」 バルテリ・ボッタスはこれまでに同様のけがをしたことはないという。 「今まで腰の問題は一度も経験したことがない。こういうのは少しずつ時間をかけて起きるものだけど、何の警告もなく、突然だった。今まで痛みを感じたことはなかった」「先週の終わりには動いても痛みを感じなくなった。週末にはスイミングやクロストレーニングも痛みなしでできたし、回復はとても順調だ。この期間にできることはすべてやった。2週間あったのは幸運だった。自信を持って復帰できる」 FIAの判断を尊重するというバルテリ・ボッタスだが、メルボルンでは必要なすべてのテストに合格していたといい、レースができたはずだと感じている。 「Q2最後のアタックで、ターン13でフルブレーキングしたときだった。あそこで誰かにナイフで刺されたみたいな痛みが走った。夜中までに酷くなっていった。でも、徐々に和らいでいったし、朝にはレースができる状態だったと思う」 「テストには合格した。でも、彼らはMRIなどの病院からの資料を持っていたし、長期的なことを考えて判断したんだと思う。それで正解だったと思う。レースができなかったことは本当に落胆したけど、FIAの立場は理解しているし、彼らとチームのサポートは素晴らしかった。今はもうレースをしていいと言われたし、僕自身もそう感じているから嬉しい」 しかし、バルテリ・ボッタスは、F1オーストラリアGPでレースに出場していたとしても、チェッカーフラッグを受けられたかどうかはわからないと述べた。「それはクエスチョンマークだ。もちろん、僕はトライしただろう。計画では、グリッドまでの数周を走ってみてからチームと相談することになっていた。だから、その質問には答えられない」
全文を読む