BMWは、2018年からFIA 世界耐久選手権(WEC)のGTE Proクラスに参戦するマシン『M8 GTE』の初トラックテストをドイツのユーロスピードウェイ・ラウジッツを実施。マシンの画像を公開した。BMWは2015年9月に2018年からWECのGTE Proクラスに参戦することを発表。今年5月にはGTEマシンが、市販車のBMW 8シリーズのMバージョンをベースにすることをアナウンスしていた。
BMWは7月1日にミュンヘン近郊のディンゴルフィングの工場でBMW M8 GTEのシェイクダウンを実施。そして、先週、ラウジッツで3日間にわたるトラックテストを実施し、ファクトリードライバーのマキシム・マルタン、マルティン・トムチェクがステアリングを握った。「まず最初に、レーストラックでのBMW M8 GTEの初テストでドライブすることができたことを非常に光栄に感じている」とマルティン・トムチェクはコメント。「クルマはとても楽しかった。BMW M8 GTEは、初めからドライブしていて優れていたし、ドライバーが扱い方を解明しやすいクルマだ。それは重要なことだ」「僕たちは多くの走行距離を稼ぎ、多くのデータを収集した。パフォーマンスに関しても第一歩を踏み出せたし、それは初テストでは考えられないことだ」「今後のテストでより集中的に作業をしていくし、ここディンゴルフィングで確立させた強力な基礎をベースの進めていく」BMW M8 GTEは、2018年のデイトナ24時間でレースデビューを果たす予定となっており、2017年はヨーロッパと北米でより多くのテストが実施されることになっている。BMWモータースポーツ代表のイェンス・マルカルトは「レーストラックでBMW M8 GTEを目にすることをできたことをとても誇りに思う」とコメント。「GTレーシングシーンのための我々の新たなフラッグシップに開発におけるこのマイルストーンに到達するために関与する全員がここ数カ月間で素晴らしい仕事をしてくれた」「まず第一にこのようなテストの目的はクルマを知ることだ。その点で、パフォーマンスよりも安全面により重点が置かれている」「しかし、BMW M8 GTEのトラックでの第一印象は非常にポジティブだった」