BMWザウバーは、2010年の最後の13番目のグリッドを目指してエントリーを申請した。BMWザウバーは、親会社のBMWが今シーズン限りでのF1撤退を発表したため、その将来が危ぶまれている。ペーター・ザウバーによる買収が失敗したため、チームは新しいコンコルド協定の調印期日に間に合わなかった。
そのため、FIAはBMWザウバーの枠を埋めるべく、エプシロン・ユースカディやプロドライブなどのエントリー漏れをしたチームの選考を開始している。しかし、コンコルド協定によって与える権利がなく、2010年のF1への正式な参戦権もないため、BMWザウバーが買い手を見つける可能性はゼロに近いとみられている。ドイツの“Germany's Auto Motor und Spor”は、BMWザウバーが、FIAが13番目のチームの参戦申請期日と定めた8月17日までにエントリーを申請したと報じている。同誌は、スタッフ解雇に必要な高額な支払いを避けるためにロス・ブラウンに1ポンドでチームを売却したホンダの場合とは異なり、スイスの労働法にはそのような責任はないため、BMWにはチーム閉鎖の選択肢もあるとしている。
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