2026年ベルギーGPでは、メルセデスのキミ・アントネッリがスパ・フランコルシャンで優勝し、シャルル・ルクレール(フェラーリ)、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)が続いた。ピレリはレース後、3種類すべてのコンパウンドが戦略に影響を与えた一戦だったと総括した。決勝は多くのドライバーがミディアムタイヤでスタートし、ハードへ交換する1ストップ戦略を採用。
一方でランド・ノリスはハードでスタートし30周目まで走行。カルロス・サインツJr.は最後尾からソフトスタートを選択するなど、一部では異なるアプローチも見られた。3種類すべてのタイヤが戦略を左右ピレリのモータースポーツディレクターを務めるダリオ・マラフスキは、ベルギーGPでは3種類すべてのコンパウンドが戦略上の役割を果たしたと説明した。「ベルギーGPでは3種類すべてのコンパウンドが戦略に影響を与えた。チーム間の戦略の違いは少なく、ほぼすべてが昨日予想していたシナリオの範囲内だった」「週末前半より路面温度が低く、雨粒もあったことでタイヤのデグラデーションはこれまでより小さかった。そのため、各ドライバーはスティントを長く伸ばすことができた」フェラーリはSCを見越して戦略を変更マラフスキは、上位勢の中ではフェラーリだけが戦略に変化を加えたと評価した。「フェラーリだけがライバルとは少し異なる戦略を採用した。ミディアムタイヤでの最初のスティントを延ばし、ニュートラリゼーションを待った。そして実際にそのタイミングが訪れた」「その結果、ピットストップで時間を節約し、2台とも同じ周回でハードタイヤへ交換することができた」ソフトスタートはもっと有効だった可能性一方で、ピレリはソフトタイヤを選択したチームが少なかった点にも言及。後方グリッド勢には有効な選択肢になり得たとの見解を示した。「サインツとボッタスを除き、誰もソフトタイヤでスタートしなかった。我々としては、グリッド後方のマシンにとっては、少し早めのピットストップとアンダーカットを組み合わせることで一定のメリットが得られた可能性があると考えている」「戦略面では、セーフティカーとバーチャルセーフティカーが導入されたにもかかわらず、レース全体は比較的シンプルな展開だった」今回のベルギーGPでは大半がミディアム→ハードの1ストップ戦略に収束したものの、ピレリはタイヤの性能差が十分に戦略の幅を生み出していたと評価している。一方で、後方勢にとってはソフトスタートという選択肢が、順位回復の鍵になり得たとの分析を示した。
全文を読む